• BLOG - 雑記

    高寺山伝説のこと

    五月に会津坂下町の心清水八幡神社でご祈祷を受けてきた。昔から折々にお参りに訪れていたけど、ご祈祷を受けるのははじめてで、どきどきしながら待合室で心清水さんの由緒などが書かれたチラシを読んでいたら、坂下町の高寺山伝説(正史の仏教伝来以前に会津に梁から渡来した青巌という僧が同町の高寺山に寺院を開き、仏教を広めたというもの)について興味深い説が載っていた。明治の廃仏毀釈時に、そういう謂れをつけて箔をつけることで周辺の寺を守ったというようなことが書かれていた。去年、坂下町の埋蔵文化財センターに訪れたときに、高寺山の発掘調査についての展示があり、仏教伝来以前のものはまだ出てきていないらしかったが9世紀ぐらいのものが色々出てきているようであった。(最近の調査はわからないけど)高寺山伝説にはロマンが詰まっていて、もしその頃の何かが出てきたら?と思うとわくわくするし、その線もないわけではないと思うっているが、明治の廃仏毀釈時に~という説が私には今のところ一番しっくりくる。かといって坂下町近辺や会津の古代を考えたときに、高寺山の存在は色褪せることは決してないだろうと思う。杵が森古墳や青津古墳群、喜多方の灰塚山古墳(近年の発掘調査で人骨が出、DNAから人物像が復元された)など、近辺には3世紀末~5世紀近くの古墳や遺跡が多く残っており、会津の歴史を考えるうえで、坂下町近辺の歴史の魅力は失われることはないし、9世紀にあの場所に実際に仏教寺院があったことはとても大事な意味を持つと思う。 しかしそれより何よりも私が感動したのは、それが事実であるならば寺社を残すため奔放してくれた先人たちがいたということで、その先人たちの想いに深い敬意と感謝を抱くばかりなのである。

  • BLOG - 雑記

    悲観せず楽観せず。

    コロナ流行の折、こちらを読んでくださっている皆様はいかがお過ごしでしょうか。や~、ほんと状況は3日でがらりと変わりますね。 私の住む地方は感染者も少なく、都会ほどの緊迫感はありませんが、観光業で食べてるような町なので、ひしひしとその影響を感じております。本業の方の会社は完全週休3日になりましたし、 併設の店舗も5月いっぱい閉めることに。 しかしすごい時代に我々生きてますよね。 先週、実家に妹の同級生という謎の人物が現れたそう。あいにく妹は今海外にいるので、対応したのは父だったのですが、娘の同級生がわざわざ来てくれたのを喜んで、その場で妹に電話繋いだみたいだけど、 同級生は同級生だけどクラスも違うし、喋った記憶ないし、小学1~2年でその子は転校したって言ってるしアヤシイと思って、別な同級生にその子のこと知ってるか連絡してみたら、 宗教の勧誘で元同級生の家々を回ってるそうで、その子の家にもその日の来たそうな。 父は妹と私に説教されました。笑 ほんと混沌とした状況ですので、こういう時期に人を喰いものにしようとする奴らが、出てくるだろうなと思ってたら早速ですかそうですか。 みなさま本当にお気をつけあれ。 >あとこんな状況だから揺れやすかったり肉体にも影響出るのはしょうがないなと自分の状況見ててもそう思うけど(やたら眠かったり、片頭痛出たり)でも混沌に飲まれないように喰われないように、その都度その都度休んだり、情報から距離を置いたりして対処しましょう。この時期に感情的になったら消耗するだけ、まだまだ戦いは長いですから。 悲観せず楽観せず。日々を過ごしていきましょう。

  • BLOG - 雑記

    智慧を持って繋ぐ

    今年はワタクシ、年女で厄年で八方塞の年のようで。ええ。笑厄年で八方塞だと聞くとヒェーって感じですけども自分に集中する年だなーと思えば、楽しみにも思えてきます。そして毎年、熊谷千春さんのイヤーリンディングでトートタロットで見てもらっている、今年1年を表す私のイヤーカードはハーミット(隠者)なのですが、私の魂を表すソウルカードがそもそもハーミットなので、自分還り&自分集中!には、本当に良き年で、いろんな意味で節目のような1年になるんじゃないかと思ってます。なので年始から肉体面・エネルギー面のケアを月ごとに入れております。 3月は誕生月でもあるため、ご縁の土地で人生初めての護摩祈祷を受けてきました。数年前までの私なら、お寺で護摩祈祷を受けるなんて考えられなかったな。なぜか昔から潜在的なところでお寺には若干の苦手意識があったのですよ。ふる~~い過去世で仏教に対して良くない思い出があると何回か言われたことがあるのですが、それが事実であれ妄想であれ、それは「今」ではないことで、それをある種の心のヨスガにしていた自分を恥じます。今の自分が実際に感じて、知って学んでもないのに、倦厭するのなんて以ての外だな、と。本当に不敬そのものだったと思います。 好き・嫌いの直感は大切にしたほうがいいと思うのですが、好き・嫌いの感情を大切にしすぎると大事なものを見失う気がします。私たちは感情に捉われすぎて、事実を殺してしまっているなと思うことが最近多々あります。歴史を知り、意味を知り、在り方を知るということで、私たちはようやく判断ができるのではないでしょうか。 発掘の仕事をしている友達から聞いたのですが、個人的に歴史を勉強している手ごわい方々(笑)から質問を受けることがあるそうですが、学術的な立場からだと、何かの説に肩入れはできず、物的証拠からしか語るしかなく、「これはこうです」とはっきり断定できないことの方が多いのだそう。でも頭の中に自分の描く歴史像や<~説>を信奉している人だと、その説が肯定されない答え・満足のいくものではないと、「そんなことも知らないのか!」とプンスコされちゃうらしいんです。 目に見える事実はクソ詰まんないと思いますよ。でもその事実を自分たちの感情で勝手に紡いでいくことは、それこそ先人への不敬ではないのかなとも感じます。陥りやすい魔境だから、自分も気を付けなければ。 でもある意味、それが人の歴史の本質でもあるかなと思ってもいて。自分の都合のいいことだけを残して、他は無かったことにする。個人の歴史も、国の歴史も、世界の歴史も。それを積み重ねた先が今という瞬間なのだなと。それ事体に良い悪いはないのだけど、真意や根底にあるものなどは何なのかというのは知りたいと常に思っています。今の私が記憶しているものは、数十年、数百年後には砂のように消えてなくなるものだから、きちんと知って学んで、どう繋いでいくか、どう繋がりを断つかを最近よく考えています。 よりフラットに、自分で体験し学び、智慧をつけたいです。目に見える部分と、そうでない部分と、好きなものと、苦手なものと、どちらも。どちらかだけでは足りないから。 あ、それと自分を知り・整えるという意味では、年末に遺伝子検査キット取り寄せて、遺伝子検査も受けたのでした。その結果もなかなか面白かったです。笑ちょうど同じタイミングで「Ancestors: The Humankind Odyssey」という、人類が誕生する頃の新第三紀のアフリカで、祖先を進化させるというアドベンチャーゲームをやっていたのですが、まぁトラに襲われたり、病気になったり、食中毒になったりで一族壊滅したりするわけなのですよ。そうやって繋いできた人類が世界に広がっていったのだなぁと感慨深く思ったり。自分たちのルーツはY染色体アダムやミトコンドリアイブに集約されるわけで、知れば知るほど、国や個人間の争いや諍いが愚かに思えてきます、謙虚にならざるをえないね。 youtu.be コロナウィルス流行の折、ぜんぜん関係ない話題で申し訳ないです、笑色んな情報があるけれども、振り回されずに冷静に対応していきたいですね。

  • BLOG - 雑記

    あけましておめでとうございます。

    あけましておめでとうございます。本年は自分のソウルカードでもあるハーミットの年。ますます石と古代史妄想とキスマイに全力で没入してゆきます!皆様本年もよろしくお願いします。写真は昨年最後に拾ってきた水晶💎です。皆様、良きお正月を〜✨

  • BLOG - 鉱物・宝石 - 雑記

    clear clear Rainbow

    台風19号、昨日の大雨と災害が続いております。 こちらを読んで下さっている皆様の地域は大丈夫でしょうか?雨で地盤などが緩んでいる地域もあるかと思います、二次災害などにもどうかお気をつけ下さいね。 今回の台風では福島県も大きな被害がありました。自分の住んでいる地域は被害なかったのですが、友達や知人などの話を聞くと胸が痛みます。 年末までの間、個人的な義援金と別にアクセサリーや原石の売上から10%ずつ福島の被害に合われた地域へ役立てるようお送りしようと思っております。 写真は、今朝、出勤前に通る橋の上から撮影した空です。この川も台風の翌日は今までにないぐらい増水していました。今朝は虹が綺麗に掛かっていました。川には白鳥も飛来していました。もうそんな時期なのですね。 台風の前後に、ロシアから南ウラルの水晶=ロシアンレムリアンの欠片と、ポイントを仕入れました。欠片の方はショップに掲載してすぐにお嫁入りが決まりました。ありがとうございます! ポイントの方はショップにお出しするつもりだったのですが、封を開いた瞬間に一目惚れしてしまいまして、我が家のコレクションになりました(笑) 過去に鉱物標本のお店でロシア産スモーキークォーツとして売られていたロシレムと同じ産出地の水晶を購入したことがありますが、独特な光と、バイブレーション、古めかしさと瑞々しさ。とてもお気に入りの子で、それ以来ウラルの石には何となく惹かれてしまいます。 ウラル山脈はロシアを南北に縦断しており、ヨーロッパとアジアに分ける境界線の北側を形成しているそうで、世界最古の山脈だそうです。世界最古の山脈、地球の創世のエナジーを宿した地域の水晶でもあり、またロシアのチェリャビンスクはウラル核惨事事件と呼ばれる核汚染の舞台でもあります。ウラルの石を見ていると、人と鉱物の関わりの歴史を見ているようで、それがウラルの石に惹かれる要因なのかなとも思います。

  • BLOG - 自然 - 雑記

    魂よ血よ、儘に駆け巡れ

    ブログご無沙汰しております。 写真は先月訪れたいつも行っている南会津の水晶の川の上流の写真です。下流でも水晶は拾えるのですが、上に行けばいくほど、たくさんの苔むした大きな岩の隙間に細かい水晶がびっしりで、眼福でした。更に上流は滑沢になっていて、ずっと山頂まで続いていました。地元の人以外、誰も知らない沢だと思うけど、面白い場所です。 実は先月、母方の祖父が亡くなりまして、慌ただしい日々を送っておりました。祖父は80歳になるまで病院に全く行ったことがなくかったのですが、数年前に調子を崩してとうとう病院に行った時に、はじめて腎臓の片方が機能していないことが分かり、もう片方の動きも悪くなっていることが分かったのでした。私も腎疾患を持っているし、じいちゃんの兄妹にも透析してる人がいるから、家系なんでしょうね。 重度の腎不全だと分かった時点で、透析はしないと決めたじいちゃん、家族はやきもきしたけど、それでも5年ぐらいは元気に暮らして、今夏魂は天へと還っていきました。今頃好きな温泉入って、好きな山を駆け巡っていることでしょう。ある意味大往生だったと思うから、そんなに悲しくはない孫その1です。笑 去年、じいちゃんの住んでる町へ、彼氏と一緒に引っ越してきたので、しょっちゅう彼氏と一緒に訪れてじいちゃんと色んな話をしました。今まであんまり聞いたことなかったけど家の歴史が知れて面白かったな。母方の家系はA栁(隠れてない・笑)と言って、新潟は三条あたりから江戸時代のはじめぐらいに今の土地に移住してきたらしいです。お隣の家も一緒に新潟から移住してきたそうな。学生のころは新潟に住んでいて、何かと新潟にご縁があるのはそのせいかなとも思ったりします。 冒険好きで、山や山菜や、温泉、庭木や石が大好きだったじいちゃん。確実にその系譜は私にも受け継がれています。じいちゃんの庭には国鉄職員時代から通った只見や奥会津、その他の場所で拾った石がたくさん転がっています。いぼ石やジャスパーは形見にもらいます。笑ちょうどじいちゃんが危篤になった日に私は写真の前述の南会津の山に入っていて、この3つの石を拾っていました。 山から降りてきたら母から連絡があり、病院へ急いだのですが、もう言葉も発せない状態だったけど、山に行ってきたよ〜って声をかけたら目が煌めいた気がしました。 人1人が生きている時間というのは地球の宇宙の膨大な歴史に比べたら本当に短い、その中で何を選んで誰とどのように関わるか、最近そういうことを強く意識します。そして自分の三次元の肉体としての、家系や血や歴史のことも考えます。自分に流れる血に決して縛られず、でもこの”在る”ものをどうしていくか。データとして歴史と血を学ぶ。私はどのようにできるだろうか?石たちに問う日々です。 そんなわけでこの頃はほぼ毎日、会社ー実家ー祖母宅ー自宅を行き来しておりあまりにも忙しかったのですが、来週ようやく四十九日を迎え、切り替えて仕事に向かえそうです。 只見の面白い沢にも行ったし、ブログもまたいろいろ書きたいな~~。神社トークもしたい。笑 今日も良い1日でありますよう。

  • BLOG - 雑記

    memento mori

    7月に入り、2019年下半期に突入してからというもの、すっごいエンジンがかかっていて、あれをやりたいこれをやりたい、ブログもりもり書こう!オンラインショップに商品アップしよう!と、上半期の自分が嘘かっていうぐらい、いけいけごーごー!な感じなのですが(笑)その反面、持病(内臓系)の治療で年一度の化学療法受けたり、前回記事のYewさんのジェネシスヒーリング受けたり、温泉入ったり、山に行ったりと、、心身の調整をはかるような1か月でもありました。ここから更に様々なことに挑戦していくために、しっかり休んで、心身を充実させることは大事ですね。計ったわけではありませんが、そういう風にスケジュール組んでた自分をほめたいです。笑 先日、熊谷千春さんの下半期イヤーリーディングを受けました。 今年一年のテーマは「ADJUSTMENT」で自分の楽園作りがテーマなのですが、下半期イヤーリーディングで教えてもらった下半期の大きなテーマは「DEATH」だそうで、「無理なものは無理」「疲れてる自覚をする」「諦める」「終わらせる(終わってる)」「無限の可能性はない」とこのと。楽園を作る=自分がやりたいことをするために環境を整える。やりたいことのためにどれだけ寿命を使えるか。 自分にとっての楽園とは、生きる意味とは<創造・表現>すること。あとは「知ること、深く物事を探求すること」かな。上記のことが叶わない世界では生きる意味がない、言い方が大げさかもしれませんが、それだけなんですよね。なので「表現するため」にご飯食べて、寝て、仕事してるって考えたらいいって言われて、そうだよな、、っていろんなものがストンと腑に落ちたんですよね。休むことにどこか罪悪感があったのだけど、気力体力が充実しないと何も生み出せないですもんね。それが根本というか大前提としてあることを再認識するセッションでした。だからこそ、その楽園を作るために、有限な時間やエネルギーをどう使うか。そのために何を終わらせるべきか、というのがセッション中~セッション後に明確になってきた感じです。疲れてるときはしっかり休む、嫌いな人や苦手な人と会わない、NOをはっきりする。今までのパターンで動かない。 それと「絶望こそが輝き」という言葉を、うちの上の人たちが伝えてくれてるっぽいんですけど、とてもしっくりくるというか。セッション以来、「お前にとって絶望はずっと輝きだったじゃないか(何を今更)」って内なる私が語りかけてきてます。ハイ、スミマセン。 昔から変わり者だったので(笑)そこをあんまり気にしてないと思ってたけど、そうじゃなかった。自分が世間大多数と少しズレているということは、社会で生きていこうとする時に絶望でしかなく、その度に自分はダメなやつだと思い込んで落ち込んでいたけど、むしろ普通に生きれないという絶望こそが私にとっての輝きで、そしてその輝きから色んなものが生まれるのだと思います。 絶望は冥界や死の世界に似ている。 「memento mori」 死をわするるな。死はすぐそばにある。 終わりがあるからこそ、生まれるものもある。2019年残りの時間を楽しんでいきましょう。 千春さん、ありがとうございました!!

  • BLOG - 作品(天然石アクセサリー) - 雑記

    もうすぐ、春

    誕生月前後は何となくぼんやりしたり、いつもと調子が違ったりすると言いますが、私ももれなくそんな感じのこの頃を送っていました。しかもその期間が長くて~~。生活に支障をきたすのでそろそろ脱出したいなと思っております。ギアを入れ直さねば。地元会津のお天気も梅がようやく咲いてきたな~と思ったら雪が降ったりで、変な天気です。芽吹きそうで芽吹けないっ!花開きそうで開けないっ!て感じの自然界のエネルギーのもやもやを我々人間ももれなく受け取っているからか、早春はまだ眠りの中にいるような感覚なのかもしれないですね。と、言ってももう4月、目を覚まそう自分。笑 そしてなんと先月の26日でこのブログも3周年だったそうで、もうそんなに経ったの?!と驚いております。目を通して下さっている皆様に日々感謝です。 ぼーっとしてはいますが、新しいことも少しずつ始めております。先日の誕生日の記事で書いていたワックスモデリングです。ロストワックスといって、ロウ(ロストワックス)で原型を作り、型取りして鋳造するという、ずっとやりたかった新しいアクセサリーの表現方法に今挑戦しております。これで真鍮とかシルバーのアイテムをたっくさん作るのだ。パートナーの彼も一緒になって作っております。幼いころから今までプラモや仕事で立体を扱う仕事をしているため彼のほうが作るの上手ね。私が1個ワックスで形を作る間に5個ぐらい作ってしまっているというね。。早ァ~~。 これからいぶし処理して、石留めしてゆきます。左三つは彼作のリング。右が自分用にとりあえずひとつ試作してみた最初の作品です。重量を考えて作ってなくて、重たいし、その分地金代だけで結構してしまいましたorzリングの裏が抉れていたり、石枠の裏が貫通してるのは、重量を減らす=地金代も抑えるということもあるのだと、とても勉強になりました。 本当は最初12ミリのカイヤナイトを入れようと思っていたのですが、石枠を削っているうちに大きくなってしまったため、13ミリのアメジストに変更orzさてさて無事に石は留まるでしょうか、どきどき。 また完成しましたらブログでご報告します^^それにしても手のキメが粗いね、わたし。だれかに撮影モデルになってもらわねば。笑