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    【栃木県】北温泉旅館

    単純温泉pH6.2 源泉名 天狗の湯源泉温度 56.0℃自然湧出 481.21ℓ/分溶存物質 679mg/kgメタケイ酸  205㎎中性低張性高温泉源泉かけ流し 単純温泉pH6.3 源泉名 芽の湯源泉温度 56.0℃自然湧出 69.71ℓ/分溶存物質 679mg/kgメタケイ酸  210.8㎎中性低張性高温泉源泉かけ流し 余笹川の谷合深くひっそりと建つ、映画「テルマエロマエⅠ」で有名になった北温泉。那須七湯(那須湯本温泉、板室温泉、大丸温泉、弁天温泉、北温泉、高雄温泉、三斗小屋温泉)の一つに数えられており、天狗温泉とも呼ばれ、館内のいたるところに天狗の面が飾られています。160年ほどの歴史があるそうで、江戸、明治、昭和に建てられた3棟に分かれており、内部の迷路みたいな雰囲気がとても面白い。千と千尋の神隠しの世界感。 宿泊スペース、廊下、お風呂のしきりが曖昧な雰囲気も昔ながらの湯治場っぽくていい感じです。廊下までこぽこぽとお湯が湯船に注ぎ込む音が聞こえてきて癒されます。 お風呂は、内湯が「天狗の湯」(混浴)と「芽の湯」(女性)「相の湯」(男女)、露天が「河原の湯」(男女)と駐車場から降りてきてまず目に飛び込んでくる「泳ぎの湯」(温泉プール)。それから家族風呂の「不動の湯」などなど。 天狗の湯は毎分481ℓ湧き出しているそうで、お湯が豊富で新鮮。今回入浴したのは女湯の芽の湯と河原の湯、河原の湯は天狗の湯と同じ源泉です。どちらもメタケイ酸200越えの美肌の湯で嬉しい限りです。 芽の湯は浴槽が木でできており、眺めも良く、窓の外のロケーションにも癒されました。 それと特筆しておきたいのが、看板ネコのモモちゃんの可愛らしさ(ヨダレ)! とても雰囲気のあるいい温泉、お宿ですが、駐車場から旅館までの道が結構離れており、坂道なので、寒い時期暑い時期や、お年寄り&足腰が弱い人にはそれがしんどいかもしれないなあと思いました。 ◇北温泉旅館◇〒325-0301 栃木県那須郡那須町大字湯本151 http://www.kitaonsen.com/ 日帰り入浴 700円 8:30~16:30

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    春、神々の光は水底から

    昨日でこのブログに移行してから2年だそうです。自分の誕生月に新しいことを初めていたんだなあと感慨深くなってみたり。何はともあれ二周年おめでとうございます。笑そんな昨日は、奥会津地方の温泉と自然に癒されていました。 関東は桜が満開だそうですが、奥会津の山々や畑はまだ真っ白な雪に埋もれていました。でも足元には春の訪れ。満開の桜も美しいけど、こういったささやかな春も嬉しいものです。写真の雪山は只見町にあります、蒲生岳。会津のマッターホルンと呼ばれる独立峰。佇まいが神々しくて美しいです。なかなかな鎖場らしいのでいつか登ってみたいな。只見町や金山村、昭和村などの奥会津や、南会津の自然は大らかさと険しさが生のままに迫ってくるようで本当に美しいです。特に只見の山々は何か大きなものがいらっしゃるのではないかという神々しさです。 ↑金山町の天然炭酸水の湧水も見てきました。 前に訪れた時は夏場の水不足の時期で、井戸?の底が見えるほどでしたが、雪解け水のおかげか溢れかえって地面からもこぽこぽと湧き出しておりました。口に含むと鉄分を感じる微炭酸で飲みやすい~。これでお酒を割って飲んだりしたらおいしいだろうな。でもやはり夏場は水位が減って鉄分濃度が濃くなるらしいので今だけの味ですね。透き通った水底から勢いよく気泡が上がってくるのが目にも耳にも美しくて、離れがたいようなひと時でした。水のエナジーって素晴らしいなあ。 そして同じ地区にある大塩温泉に入ってきましたよ。先程の炭酸水と同じく、こちらも微炭酸泉で、井戸水より更に鉄分が濃厚!源泉温度はぬるめでしたが、溶存物質量(温泉水1㎏の中にどれだけ成分が溶けているか)8000mg越えで濃ゆめのお湯なので長湯は湯あたりしそうです。 こちらの只見川沿いにある共同浴場は、2011年の新潟福島豪雨で、建物の屋根まで浸水し、2015年にリニューアルオープンしたそうです。自然の力の美しさと恩恵、そして恐ろしさ。自然は奪うものであり与えるもの…だからこそ美しいのだと、私たち人間が間借りさせて頂いている地球と日本の自然に畏敬の念を抱かずにはいられません。そしてこうやって再びお湯に浸かれることができたのも地元の方々や、関係者の方々の多大な尽力のおかげですね。ありがとうございます。とても良いお湯でした。 2月からずっとアクセル踏みっぱなしできているので、こうやって自然の中に入ったり、温泉(鉱物の溶けた湯)に入ることで、かなりチャージしてもらってます。メンテナンスしながら来月も楽しみながらがんばります~~。もっと書きたいこともあったけど長くなってしまうので、また次回の記事にて。 もともと温泉大好きでしたが、温泉は鉱物の溶けた湯だから、、鉱物好きの視点から視るとさらに面白いな!と改めて気づき、湯めぐりしているところです。

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    【福島県】早戸温泉 つるの湯

    ナトリウムー塩化物温泉pH6.9 源泉名 早戸温泉源泉温度 53.5℃湧出量 189ℓ/分溶存物質 5,825mg/kgメタケイ酸  196.3㎎中性低張性高温泉源泉かけ流し 早戸温泉は大沼郡三島町、只見川沿いにある温泉。大好きな温泉のひとつで20代前半からしょっちゅう通っています。開湯は1200年前。鶴が傷を温泉で治したという伝説があるそうです。全国屈指の薬湯で昔から湯治場として栄えてきました。一般的な温泉の効能の他に外傷や皮膚病に特に効くといわれています。実際に会津の皮膚科でここの湯の花を処方されるぐらい、薬効のある温泉です。 つるの湯さんのお湯は源泉かけ流しで、加水加温消毒循環ろ過一切なし!新鮮で熱めのお湯が本当に素晴らしいです。見るからに鉄分多そうなお湯は黄緑~茶褐色をしており、湯船の底は見えません。真っ白なタオルに色が着きそうなレベルです。男女ともに内湯と露天風呂があり、目の前には只見川の絶景。 お湯が熱いうえにとっても温まりやすいお湯なので、露天で外の風にあたりながらゆっくり長湯するのがおすすめ。飲泉も可能で、温泉入り口に飲泉所も設置されています。湯治棟もあり、宿泊も可能です。食事どころもあります。 地域に根ざした温泉、湯治場というのは、どこか近寄りがたい雰囲気になりがちなのですが、つるの湯さんの綺麗で近代的な作りの建物は外からの人を受け入れる空気感があり、とても居心地が良いです。県外の友達が遊びに来た時に連れて行きたくなる素敵な温泉です。 ↓ 写真の入り口からエレベーターで下に降りるとそこがつるの湯さんの受付です。 夜のつるの湯さん、静かでとってもおすすめ。 飲泉所。 ◇早戸温泉 つるの湯◇〒969-7406 福島県大沼郡三島町大字早戸字 湯ノ平888https://www.okuaizu-tsurunoyu.jp 日帰り入浴 大人500円(夜間18時以降300円)・小人300円9:00~21:00 (冬季・11~2月末は20:00まで、閉館30分前までの入館)

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    【山形県】白布温泉 中屋別館不動閣

    含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉pH7.8 源泉名 白布第1号・第2号・第3号源泉源泉温度 56.8℃自然湧出 1,300ℓ/分溶存物質 1,244mg/kgメタケイ酸  106㎎弱アルカリ性低張性高温泉源泉かけ流し(加水あり) 吾妻山北西部に位置し、奥州三高湯の一つに数えられる白布温泉。開湯は1312年。白布の名の由来はアイヌ語で「霧氷のできる場所=シラブ」という意味からきているそうです。米沢市から途中、小野川温泉郷を過ぎ、福島県の裏磐梯方面へ抜ける県道2号線をずーっと行くと白布温泉に辿り着きます。 中屋別館不動閣さんは、オリンピック風呂の名前の20mぐらいはあるほそながーい内湯が有名。浴槽内部、窓側についた細いパイプからドバドバとお湯が出ております。また、白い湯の花がこれでもかというぐらい大量に舞っており、感激。オリンピック風呂の浴槽と床は信楽焼の陶器だそう。また、浴室をはじめ脱衣室や廊下は温泉の排湯を使った床暖房になっているそうです。温かくて乾いていて清潔でいいなあと思ったら、そういうことなんですね~! 下の画像は露天風呂。 大浴場・露天から見える外の渓谷の景色が素晴らしい!私たちが行ったときはあまり人がおらず、ゆっくり静かな温泉時間を楽しめました。夏場も素敵なんだろうな~~。湯上りの肌は、カルシウム多めの硫酸塩温泉(石膏泉)しっとりというより、表面サラサラ~~といった感じです。 不動閣さんは、温泉だけでなく、昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気の館内が本当に素敵です。歴史を感じますね~~。昔はこちら囲碁の本因坊戦が行われたことがあったそうです。玄関正面の囲炉裏のお部屋はおばあちゃんちのような居心地の良さ。 下の画像のお部屋もまたすごくレトロ!かわいい! そして何より、お宿の人のおもてなし、温かさを感じる良きお宿でした。今度は是非泊まってみたいです~。 ◇中屋別館 不動閣〒992-1472 山形県米沢市 大字関1514https://www.fudokaku.com/ 日帰り入浴 500円 13時~16時(16時までに退館)

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    【栃木県】古町温泉 やまなみ荘

    ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉pH7.1 源泉名 やまなみ源泉源泉温度 55.9℃湧出量 180ℓ/分溶存物質 1,662mg/kgメタケイ酸  209.1㎎中性低張性高温泉源泉かけ流し(加水あり) 西暦806年に開湯した塩原温泉。古くから塩原十一湯と呼ばれ、大網・福渡・塩釜・塩の湯・畑下・門前・ 古町・中塩原・上塩原・新湯・元湯という湯本が点在し、 約150の源泉から湯が湧き出しているそうです。 そのなかでも古町地区にあるやまなみ荘。日帰りは1時間の入浴と、時間制限があります。そんなに長湯しないよ~と思ったのですが、これは時間制限ないとずっと入ってしまう湯だわと、考えを改めましたよ。女湯の湯船は2~3人程度でいっぱいになりそうな程小さいですが、湯量豊富で、注ぎ口からどばどばと微炭酸のややぬるめ・適温のお湯が流れ込んでいて、大変気持ちが良いです。時間を忘れて長湯してしまいそう。メタケイ酸200mg越えの美肌の湯でもあり、湯上りはお肌しっとりもちもちでした。露店風呂もあるらしいのですが、入ったのは内湯だけ。脱衣場の清潔さ等は今一つな感じも見受けられますが、こじんまりとして素朴で静かな雰囲気のお宿とお湯でとても好感触です。とにかく泉質が良く、泉質に惚れてしまいました。 女将のおばちゃん?が愛想がないとブログなどで書かれている方もいらっしゃいましたが、そんなことはないような…?とても話好きらしく、自分が行った他県の温泉の話や、お孫さんの話など、色んな話をしてくれました。 ◇やまなみ荘◇〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原2566http://shiobara-yamanami.info/日帰り入浴 600円 10:00~16:00

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    【福島県】沼尻温泉 田村屋旅館

    含硫黄ーカルシウム・アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)pH2.1 源泉名 沼尻元湯源泉温度 68.3℃自然湧出 13,400ℓ/分溶存物質 2,662mg/kgメタケイ酸  155.4㎎酸性低張性高温泉源泉掛け流し(加水あり) 安達太良山麓、沼尻スキー場のすぐ脇にある田村屋旅館さん。明治19年に創業、元々は沼尻元湯のすぐそばで営業していらっしゃったそうですが、明治33年安達太良山の噴火により、大正9年に現在地に移転されてきたそうです。 源泉の沼尻元湯の湯畑は毎分13400ℓの湧出量。そちらから沼尻温泉と中ノ沢温泉にパイプで引き湯されています。田村屋旅館さんのお風呂は1階の桧風呂と2階の大浴場(内湯&露天)があり、今回は2階の大浴場のみ入浴。泉質はp.H2.1との酸性泉。その時のpHによっては強酸性でもありそうな。硫黄臭が凄そうなイメージがあったのだけども、入ってみると、そこまで強くない。お湯は白~緑色にうすく濁っていて、マイルドな肌触りでとても好感触。口に含むと独特の酸っぱさがある。しかし源泉かけ流しのため、めちゃくちゃ熱い!!男湯の露天から「あっつい!!!」という叫び声が聞こえてきました。笑加水用のホースが出ており、熱い時は加水して温度を調整するようです。私が入った時は、誰かが加水したのか、内湯はほどよい温度になっておりました。しかし露天はあつあつで、かけ湯しながらゆっくり浸かりました。 内湯は大きめの浴槽で10人ぐらいは入れるかな。内湯も露天も木製の浴槽で、趣があって大変良かったです。 熱めのお湯でしたが、かけ湯しながらのお湯が気持ちよくて、ついつい長湯してしまいましたが、硫化水素型の温泉なので湯あたりはしやすい感じ。長湯に要注意です。 ◇沼尻温泉 田村屋旅館◇〒969-2752 福島県耶麻郡猪苗代町蚕養字沼尻山甲2855http://www.naf.co.jp/tamuraya/ 日帰り入浴 大人800円・小人500円 10時~16時