• BLOG - 雑記

    時代の熱気 カウンターカルチャーのこと

    2021年の夏ごろから、カウンターカルチャーの歴史とか背景について興味を抱くようになってきました。 近現代史より、縄文~古墳時代にロマンを感じていた私でしたが、魔術や占星術を学ぶうちに60年代~80年代のカウンターカルチャーからニューエイジの文化史が気になってきて、その辺のこと詳しく知りたい~と思っていました。 そんな2021年の秋、某先生がZoomでの占星術講座で、トランスサタニアンを扱うとのことで、これは絶対に受講したいと申し込んだのですが、 そのトラサタの講座で50年代~カウンターカルチャー~ニューエイジカルチャーへ至るアメリカ文化史のことをさらりと、しかしとても分かりやすく説明されていて、とても興奮したのでした。 なぜ、カウンターカルチャーが気になりだしたかというと、NHKの特集で、LGBTの歴史において象徴的な1969年のストーンウォール事件のことを取り上げた特集が放送されていたのを偶々見て、前時代の慣例をぶち壊すようなこの時代特有の爆発的なエネルギーに何か感銘を受けたからなのでした。 また別な某先生の講座を受講した折に、有名人のサンプルチャートで、スティーブ・ジョブズの話になり、「パソコンとヒッピー」という本が話題になりました。 自分の中のヒッピーのイメージはというと、反戦、フリーセックス、LSD、自然回帰というイメージで、むしろテクノロジーとは逆行した人々のことだと思っていたのですが、ヒッピーの中にもジッピーやテクノヒッピーと呼ばれるような、テクノロジーの進歩が人間の能力を拡大し社会を変革するという考えの人たちがいたということ、 その当時、コンピューターは、大企業や軍などが中央制御するための「権威」としての象徴でした。 その権威に反抗する形で、コンピューターが個人を開放するツールになると考えた若者たちが「パーソナル(個人の)コンピューター」を作ったというのを知り衝撃を受けました。 私個人としては、ヒッピーに対してあまり興味がなかったし、そんなに良いイメージ持ってなかったのだけど(近代科学を否定し、強いオーガニック信仰を持ち、○麻とかやってるという勝手なイメージがありました、すみません)しかしこのパーソナルコンピューターをはじめとするテクノロジーが個人を開放するという思想には、強い共感と憧れを持ったのでした。 占星術で言えば古い権威は「土星」、権威に反抗し、既存のものを破壊して新しいものを創るというのは「天王星」の役割。 個人的には行きつく先がディストピアだとしても、カウンターカルチャーのイメージにぴったりくるのは、自然回帰ではなく、良きにつけ悪しきにつけテクノロジーによる個人の拡張な気がします。 心理学者のティモシー・リアリーは、1966年に”Turn on, tune in, drop out “(スイッチを入れ、波長を合わせ、脱落しろ)というスローガンを作ったそうですが、晩年彼は「パーソナルコンピューターは90年代の新しいLSDだ」と提唱し、”turn on, boot up, jack in” (「電源を入れ、起動して、接続しろ」という新しいスローガンを提案したそうで、 何それ~~痺れる~~と思ったのでした。笑) 60年代~70年代独特の狂乱の時代は、その時代を生きていない私にも、とても魅力的に映ります。若者が力を持っていた時代。彼らの思想=未来を自分たちの手で変えていこう、きっと明日には、、という熱のようなものは、保守的で内向きな現代の私たちの心にも、何か小さな灯りのようなものを点してくれるような気がします。 あ、NHKで放送しているこのシリーズも大好きで見ています。その時代時代のカルチャーって本当におもしろいな。

  • BLOG - ゲーム

    Cyberpunk2077(ほんのり位のネタバレあります)

    2021年の後半ごろ、西洋占星術のトランスサタニアンの講座に通っている頃、時を同じくして、ゲームのCyberpunk2077をプレイし始めました。 Cyberpunk2077はどんなゲームかというと、ウィッチャーシリーズのポーランドのゲーム会社CD projekt REDによる、オープンワールド型のアクションロールプレイングゲーム。 1980~90年代にアメリカでリリースされたテーブルトークRPG『Cyberpunk』シリーズを原作としています。 そもそもサイバーパンクとは、1980年代に流行したSF(サイエンスフィクション)のサブジャンルのことです。サイバーパンクの言葉が最初に出たのは、ブルース・ベスキが発表した短編小説のタイトルだそうで、1985年にSF誌の編集者ガードナー・ドゾワによって、作風を指す言葉として用いられ、引いては思想や運動を表す言葉になりました。ウィリアム・ギブスンの小説「ニューロマンサー」のスプロール・シリーズ(電脳空間三部作)がサイバーパンクをひとつのジャンルとして打ち立てた作品として有名です。 サイバーパンク=cybernetics(機械の自動制御や動物の神経系機能の類似性や関連性をテーマに研究する科学)+punk(構造や体制への反発・反社会性)。 Wikipediaを見てみると、人体の機能の一部を機械的・電子的に拡張ないし置き換えたサイボーグという概念がSFで盛んに用いられるようになり、サイバーパンクではこれらの人体と機械が融合し、脳内とコンピューターの情報処理の融合が「過剰に推し進められた社会」を描写するとあります。 サイバーパンクの名の通り、原作のTRPG「Cyberpunk」シリーズ、並びに「Cyberpunk2077」も原作シリーズが展開された1980~90年代の想像する近未来観をベースにしており、レトロフューチャーな作風。テクノロジーが極まった世界を描いており、サイバーウェアと呼ばれる身体改造や、脳に装着するサイバーデッキなど、技術革新が進んではいますが、圧倒的な力を持つ日系の巨大企業が牛耳るディストピアとして描かれています。また、80年代は、日本のバブル景気により、アメリカ国内で日米貿易摩擦を背景とした日本脅威論や反日感情が高まっていて、ディストピア化した未来世界の権益を巡って日本の巨大企業が悪事を働くイメージがリアリティをもって受け入れられていた時期であったそう。(映画バックトゥザフュチャ―2とかもそうよね) 作品には日本企業アラサカなど、架空の日本企業が数多く登場しており、その背景を色濃く反映ています。 そんなゲームの舞台は2077年のナイトシティ。ナイトシティはアメリカの西海岸にある犯罪や暴力が跋扈する頽廃的なサイバーシティ。ナイトシティを闊歩する主人公の名前は「V(ヴィー)」と言います。 余談ですが、V(ヴィー)という名前はトマス・ピンチョンの小説「V.」のオマージュでしょうか。また登場人物の一人であるタケムラが千葉11区生まれなのも、ウィリアム・ギブスンの小説「ニューロマンサー」をオマージュしてたりするのかなと思ったりして、サイバーパンクの系譜に当たるような伝説的な作品の要素がところどころに組み込まれているのも、SFやサイバーパンク好きな人には小ネタを探すのも面白いところかもしれません。 Vの性別、見た目、ライフパス=生い立ちは、プレイヤーが作成し選ぶことができます。自分で作るキャラクターは思い入れ深くなるので、キャラクリはめっちゃ楽しいよねぇ。ライフパスは、コーポレート(大企業アラサカ社に勤めるエリート)、ストリートキッド(ナイトシティの貧民層生まれ)、ノーマッド(ナイトシティの郊外の砂漠で自由に生きる放浪者)の3つ。どのライフパスで初めても、メインのストーリーは変わらないのだけど、(最初のシナリオと会話の選択肢が少し変化するぐらい)私はその後の転落人生からアラサカ社とVの関係を妄想した時に一番萌えるのでコーポレートをスタートにしがち。笑 ここから少しネタバレ含みます。ストーリーの概要としては、Vが相棒のジャッキーと共に、ストリートで共に裏稼業をこなしていくことで、大きな陰謀に巻き込まれていくというもの。開始直後から、まあまあ色々なことがありまして、Vは物語の序盤で一度命を落とすのですが、アラサカ社が開発していた謎の生体チップ「Relic」を、自分の頭のスロットに装着していたことで、Vは再び蘇り、目を覚まします。しかし、その生体チップには、50年前にアラサカを襲撃した伝説のテロリストでロックミュージシャンの<ジョニー・シルヴァーハンド>の記憶痕跡が入っており、Vの肉体が死んだことで、それが起動し、Vは蘇ったものの、ジョニーのデジタルゴーストが頭に住み着くようになり、彼と肉体を共有することになります。 そして告げられた衝撃の事実、「Relic」の記憶痕跡は最終的には、Vの意識を上書きしてしまうのだということ…。 いやぁ、ジョニーが出てくるまで、序盤でも怒涛の展開で、映画一本分見たぐらいの気持ちになります。スタートから序盤終了まで辞め時が分からなくて、次の日仕事なのに深夜に始めたもんだから朝方になってしまったという。それぐらい物語にとても引き込まれますし、ナイトシティの街並みの精巧さ、そしてそこを闊歩することができるということの没入感がすごいです。そしてこのジョニー・シルヴァーハンドがもう一人の主人公と言っても過言ではないぐらい重要なキャラクターなんですが、俳優のキアヌ・リーヴスが演じてます。姿形がキアヌ。脳内にキアヌ住みついてるの。笑最初は脳内のキアヌに殺されそうになったりして、ジョニーめっちゃ悪い奴だったのかよ!すげー嫌いとか思うんだけど、一緒に行動していくうちに、ジョニーが相棒みたいな感じになってきて、ジョニーなしでは味気なくなってくる、そしてジョニーとVの間に友情のような言葉では言い表せないような繋がりができていくのもめちゃくちゃエモいのですよ。 プレイする前は、FPSは酔うし、難しくて私にはプレイできねえだろう…と思っていたのに、SFやサイバーパンクものが好きなので、少しプレイしただけで、まんまとハマってしまって、FPSプレイできるようになりました。笑銃とか肉弾戦とかできなくても、脳にサイバーウェアをたくさん仕込んで、監視カメラや偵察・迎撃用のロボットや相手の脳を遠くからショートさせたりできるサイバーパンク内での魔法、クイックハックがあり、それを多用して乗り切りました。笑 でね、最初にトランスサタニアンの講座受けてる時に、ちょうどこれをプレイしてたって書いたんですけど、トラサタの天体を理解するのにサイバーパンク2077の世界観はめちゃくちゃぴったりだったのです。暴力と欲望にまみれた街ナイトシティで一度死んで甦り(冥王星)、 頭の中のデジタルゴースト=ロッカーボーイ(海王星)でテロリストのジョニーと共に巨悪企業に立ち向かう(天王星)。 このストーリーの要素、このキャラクターはトラサタ含め惑星で考えたら何になるだろうと考えながらプレイしてました。 あと、ストーリーにタロットカードが密接に関わってきます。エンディングのタイトルが「星」「悪魔」「太陽」「節制」などがあったりします。なので、タロットだとこのキャラクターは誰だろうとかも考えたりしました。また、ナイトシティの街の色んなところに、Vとジョニーにしか見ることのできないタロットの大アルカナの象徴が描かれていて、それを探すというサイドクエストもあり、タロットの絵を集めていくというのも面白かったです。タロットの絵は、もちろんサイバーパンク風でめっちゃかっこいいの。できれば公式でタロット売ってほしい。ちなみにVの自宅を出てすぐの壁に愚者の絵が描かれていて、V=愚者の「世界」に至るまでの物語なんだっていうメッセージ性も感じてとても良かった。それに街の中を歩いていると、戒律により身体改造を拒み、修行に身を置く仏僧や禅僧みたいな人たちと出会うのですが、禅の達人に四大元素の誘導瞑想してもらうサブクエストがあったり(笑)、主要キャラのミスティが「ミスティのエソテリカ」という占いショップを営んでいたりと、80年代のニューエイジっぽい要素もあって、そういうのが好きな人には楽しいかもしれません。 ゲームも後半に突入して、エンディングがチラついてくると、「俺、ずっとナイトシティでギャングたちを物陰からクイックハックして生き続けたい…」と、なかなかクリアしたくなかったのですが、サイドクエストもほぼ完了してしまい、記事にするんだからちゃんとクリアしなくちゃ、と、渋々クリアしたことを思い出します。でも、思い入れが強すぎて今の今まで記事書けなかったのよね。マルチEDなので、まだ見てないEDもあるんですが。もし続編やDLコンテンツが出るなら、ED後のVを見れるのでは…?結局どうなったの?と含みを持たせるような、期待させるような終わり方ではあり、続編を期待しています。(拡張パックが今年発売するらしいので、とてもたのしみです) そうそう、ゲーム内でVと恋愛に発展させることができるキャラクターが何名かいるのだけど、良い感じにはなるけど親友止まりで誰とも深い関係にならないVってのが好きで、うちのVは誰とも深い関係になっておりません。笑恋愛関係に発展するキャラの中では、ノーマッドのパナム・パーマー(女)と、ジョニーの元バンド仲間のケリー・ユーロダイン(男)が好きなんだけど、パナムとケリーは恋愛対象が男性なので、私のVは女主人公なことが多く、どちらとも恋愛関係にはなれず、とても良い親友になるだけ。(それもまた良し)しかし2人と仲を深めていくクエストはとてもエモくて好きです。他のキャラ、、ジュディとか、リバーはなんかあんまり好きじゃない。(ジュディは感情の起伏にイラっとさせられるし、リバーは歩き方が何か生理的に嫌、すまん笑) 自分の趣味嗜好を晒すの恥ずかしいのですが、恋愛になりそうなんだけどならずに禁欲的(とは違うか)な深い関係を築くっていうのが本当に好きで、そういう意味で言ったらジョニーとVの関係も相当エモくて、ジョニーとの油田でのイベントの会話とか、メインクエストの「寄生虫」かな?そこでのとある会話の選択肢(女Vでしか出ない選択肢かも)とかもね、膝折れるぐらい好き、言いたいけどネタバレになるから、そういう嗜好を持ち合わせている方はぜひプレイして確認して欲しい。笑 Vの装備品や乗り物も本当にいろいろ手に入れることができて、装備替えするのも着せ替え感覚でとても楽しい。手に入れた乗り物でナイトシティをくまなく疾走することができるのも魅力的な要素の一つ。乗り物は、車やバイクなど様々な種類があるんだけど、私は結局ずっとこれにしか乗っていないのですわ、「ヤイバクサナギ」。AKIRAの金田バイクみたいで、かっこよくないですか?似てるの色が赤いだけかもだけど。笑 あとね~~~~。(まだ話し足りないのか)サイバーパンクの音楽がすごい良いのよ。ジョニーのバンドのSAMURAI(スウェーデン出身のパンクバンドRefusedが演奏)の「Chipp’in In」や「Never fade away」「Archangel」もオールドスタイルで良いし、あと「Resist and Disorder」のツインヴォーカルのヘヴィーなインダストリアルロックな感じも良くて、戦闘中やヤイバクサナギを走らせている時にラジオから流れると(乗り物に乗るとラジオ聞ける)高まります。それからタイトル画面で流れる「V」も静かに不穏な感じで始まり、後半に行くに従ってヘヴィーで暗いサウンドが展開していくのも良。街中で流れてるアニメ声の日本語電波系ソング、Us Cracks(ゲーム中に登場する三人組女性グループ…実際にはナマコプリが演奏)の「PonPon Shit」も非常に中毒性があります。 原作者のマイク・ポンスミスさんもファミ通か何かのインタビューで、2077を製作するにあたり、AKIRA、カウボーイビバップ、バブルガムクライシス、攻殻機動隊から影響された部分があると話してるので、その辺が好きな人や、SF・サイバーパンクというジャンルが好きな人におすすめしたいゲームです。CD projekt REDさんのゲームはウィッチャーしかり、自由度がありながらも、ストーリーが素晴らしくて、最後まで飽きることなく楽しめるところがとても好いなあと思っております。自由すぎるとダレてくる、飽きてくるタイミングがあるんだけど、それはなかったな。むしろ最後までまだ終わらないでくれと祈るばかりでした。

  • BLOG - 舞台・コンサート - 音楽

    BABYMETAL 『RETURNS THE OTHER ONE』 at MAKUHARI MESSE 2023.01.29

    2016年のこのライブから約7年ぶりにBABY METALのライブに行ってきました。ファンだと言い切れるほど、彼女たちを追っているわけではないけれども、この7年間地味にずっと聞き続けているアーティストの上位にはいつもBABY METALがおり、彼女らの格好良さと美しさに活力を貰い続けておりました。YoutubeでBABY METALのリアクション動画してる海外の方が蕩けた表情してるの見ながら、酒飲んで妙な一体感を感じながら多大なるカタルシス効果を得るということを夜毎しておりました。怖 ひたすら冷めた目線でミニマリズムで都会的でおしゃれな音楽も大好きだけど、それは私の中でも冷めた目線を持って関わっているから好きなのであって、あまり距離を縮めたくない、必要以上に情報を仕入れたりしたくはないという、ごくごく静かな交わりを好んでおり。つまりは、そういった絶妙なバランスの上に好きという気持ちがあり、相手と近くなることで自分の今のほんのり好ましいと思っている感情が変化する、消滅してしまうのではないかという思いから、明確な意志と意図を持って近づいていくということはあまりないのだけども、しかしながら、根底に何かを自分に降ろして世界観をそのまま表現するシャーマニックさがあるもの、ダサいと格好いいのギリギリの狭間の、しかしそこに没入して演じ切っている降ろし切っている味付けの濃い、作りこまれた「ザ・エンタテイメント」は、観に行って体感してみたいと思う、より近づいて浸ってみたいと思うのです。なぜだろう。 先日、とある方と話していた時に、「メタルなんて業が深くなくちゃ好きにならないから。」と言われ、業の深い人の烙印を目出度くいただきましたが(笑)、そうなんです業が深そうっていうのも、好みのポイントなのですよ。クールでインテリジェンスなモノを好む風元素のような自分でありたいと思うのですが、ひたすら業に雁字搦めになって十字架背負ってるような水元素と地元素(蠍座と山羊座)の合わせ技みたいな自分が地底にいるので、決して軽やかにお洒落には生ききれないのであった。 そんな前振りはさておき、ライブ活動を封印していたBABY METALが復活するということで、今の彼女たちを観に行きたいと思い立って、今回の幕張2Days、日曜日だけ参戦してきました。この日のために久しぶりに全身真っ黒コーデしたけど、それも若き頃を思い出すようで(え)楽しかったな。(昔はゴスっぽい恰好とか、パンクっぽい恰好してたのです)グッズどうしようかな、、と思ったけど、COFFIN型タオルとタトゥシールのデザインが可愛くて購入してしまった。BABY METALのアートワーク好き。 開演前の会場BGMでBMTH(ブリングミーザホライズン)とかが流れていてすごく嬉しかった。BMTHもBABY METAL繋がりで聞き始めて、好きな曲が多いのと(Ludens、Parasite Eveとか)、ボーカルのビジュアルがめちゃ好みです。それはまた別の機会に話すことがあれば。BABY METALとコラボしたKingslayerが流れた時に会場で手拍子や歓声が上がって、すごく高揚しました。いつか一緒にKingslayer生で演ってくれないか。。。 前回同様、今回もシート席で申し込んだのだけど、シート席、パイプ椅子並べただけで隣との間隔がめちゃ狭くて、隣の席がちょっと体格の良いお兄さんで、肩ギュウギュウにすぼめないと座れなくて、始まる前に肩がぶち壊れるかと思いました。MOSH’SH PIT(スタンディング)で端っことかに立っているほうが楽かもしれない。 そしてなんとか肩を故障することなく、自分と会場の熱気も高まりつつ開演。モニターにOPムービーが映し出され、会場中央を貫く縦のランウェイに杖を持ったヴェール姿の使徒たちが現れる。彼らが大きな狐の顔が彫られたFOX GATEに向かって歩みを進めていく、そしてその扉が開き、ゲーム・オブ・スローンズをオマージュした鉄の玉座に座って登場したSU-METALとMOA-METAL。セットも演出も衣装もライティングも本当に凝ってる~。二人がパッとモニターに映し出されて、それがとんでもなく格好良くて、小さく黄色い悲鳴を上げてしまった。知ってたけど二人ともものすごく顔が良いなと改めて思いました。尊。 2016年に観に行った時は10代だったBABYMETALもますます大人の女性になっていて、可愛らしさよりも圧倒的に美しさ、格好良さが際立っていて、もう私はただただSU-METALの美しさにひれ伏すのみでした。特に「ヘドバンギャー!」の間奏で鋭い眼差しで客席をねめつけるように立っているSU-METALの神々しさったら、ないよ…そして圧倒的な美しい声。まさにQUEEN、もはやGODDESS。 3月発売のアルバムに収録される「Monochrome」では神バンドのドラムとギターのリフが、メロディアスなのにヘヴィーで、懐かしいのに新しい、力強いのに繊細。配信された直後からよく聞いていたのですが、生音は想像以上に心地よく、目を閉じて頭を振っておりましたわ。Monochrome聞けて良かった…(しみじみ) そして新曲だけでなく、上がらないはずがないという既存の曲たちもたくさん聞けて、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」「Distortion 」「PA PA YA!!」「Gimme Chocolate!!」「メギツネ」…。嬉。「イジメ、ダメ、ゼッタイ」からの「Road of Resistance」でウォールオブデス(死の壁)が見れたのもやばかったです。モッシュ混ざりたいと思ってしまった。 「METALVERSE」を通じ、もうひとつのBABYMETALを復元させるというコンセプトのライブでしたが、EDでは、4月に次のライブ「BABYMETAL BEGINS – THE OTHER ONE」が決定しているお知らせがあり、3人目のメンバー加入を匂わせるような演出も、4月にそこで全てが明かされる…、映画でいう、続編を待てという感じで。笑4月が楽しみではあるけど、心臓に悪いから、いま、教えてほしいと思ってしまった。 BABY METALという壮大なストーリーの復活を再び目にすることができ、とても感慨深く、とてもとても楽しい1日となりました。 〈セットリスト〉 そして終了後、夫氏と合流して祝いの盃をば。ライブ終わりの酒ってなんでこんなに美味いんでしょうね。