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旦飯野神社 (新潟県阿賀野市)

新潟県阿賀野市宮下968
北緯37度49分15秒 東経139度15分30秒


祭神 : 誉田別命

配祀 : 豊受姫命

相殿 : 天照皇大神、天児屋根命
創建 : 不詳

※従来は山浦八幡宮と称し、鈴木家が神職をしていた。

応神天皇ゆかりの由緒ある神社。旦は太陽が昇る様子、飯は米、野は田畑を意味し、この地が阿賀野市・笹神地区初めて稲作りを行った場所と言われています。本殿の後ろにある「御神霊石」と呼ばれる巨大な丸い石は、願いを込めて触ると御利益があるといわれています。

(阿賀野市市役所HPより抜粋)

由緒不詳。
応神天皇ノ御弓、衣、石ヲ斎祭。
大小橋命 并 長野麻呂、応神天皇ノ御宇五十年七月十五日ニ死ス。
旦飯野神社 西ノ方ニ葬ル。同年八月十四日夜御衣石ヲ葬リ新穀ノアマサケノ白ノ米黒ノ米種籾布ノ幣帛ヲ無窮ニ奉斎ス。
大元宮ノ下村ノ邉ノ總名旦飯野里ト云地名也 後社號ノ三村名自宮ノ下村ト成 鈴木旧神官先祖長野麻呂當村ノ開拓ト称シ来リ。

弘法大師が開山したと伝えられる五頭山の麓、旧笹神村の宮下地区に立っています。
旦飯野と書いて「あさいいの」と読みます。
延喜式の旦飯野神社の論社ではあるようですが、由緒ははっきりしないそうです。
村を開拓した長野麻呂という人物の子孫である鈴木氏が代々神職をつとめているようで、元々は鈴木氏の私的神社というような場所のようです。
また当社には次のような不思議な伝承もあります。
空に天灯?火球?が出現して佐渡から旦飯野神社の境内のどこかに下ってきたという。
本殿の裏手の不思議な「御神霊石」はこの伝承にちなんだ巨石であるとのことですが、これは五頭山中からもたらされた自然石で、昭和57年(1982)に寄進されたものだそうで、火球とどういった関係があるのかは不明です。

旧笹神村には平安時代の官衙遺跡である発久遺跡などもあり、古くから人が集まっていたことが伺えます。興味深い場所でもあります。

また新潟市朝日にも同名の旦飯野神社があります。
上記の旦飯野神社は未訪ですが、古津八幡遺跡の近くにあり、こちらはこちらで気になります。

 ご神霊石



境内にはたくさんの摂社末社が。風神社・香椎神社・大三輪神社・三峰神社など。

ご朱印がセルフ方式だったり、なんだか面白い神社ではありまして、静かで密度の濃い独特のエネルギーが漂っていました。

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