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    2月7日 天地雅楽コンサート in 二本松

    2月7日、二本松まで天地雅楽さんのコンサートを観に行ってきました。現役の神職の方が古典楽器を用い、現代風に再構築し奏でる音霊。2~3年前にYoutubeか何かで坂本龍一さんのロハスコンサートでYMOの東風を一緒に演奏しているのを観たのがキッカケで、天地雅楽さんの活動を知ることとなりました。 和洋問わず古典楽器×電子音とかのクロスオーバー音楽が好物なのもあり、また、音楽や芸能はある意味で神事の性格を持っていると思うのですが、それを本当のご神職の方がやられているということにもとても興味を抱きました。 そして最近はナナメ見しかしてないFacebookでたまたま天地雅楽さんが福島県にやってくるという記事を見て、「 ま じ か ! 」と、すぐさま安達公民館に電話をかけました。笑二本松にどういうご縁か分かりませんが遠いところまでご足労ありがとうございます。 コンサートの前に六芒星のシンボルをよく目にするなあと思っていましたが、「笙は天の音、篳篥は地に生きる人々の音、龍笛は天と地を繋げる龍の音。」と、天地雅楽の久次米さんが仰っていらっしゃるのを聞いて、なるほどと思いました。 六芒星は天と地の結合を意味するシンボル。 ま た、天と地の結合だけでなく、△は火で男性性、▽は水で女性性、陰陽が結ばれることで、完璧な形になることで、そこから強力な護りというような意味も、六 芒星というシンボルの中には込められていると思うのですが、天地雅楽さんの音をコンサートで聞きながら、火と水の術の結合で完結ではなく、そこから何か生 まれるのだとしたら、それは、「風」なのだろうと強く感じました。 天地雅楽さんの音は曲名に「風」という言葉がついているものが多いということもあり、そこから私が勝手にイメージしてる部分も多分にあると思うのですが、実際に聞くとやはり「風」の要素をとにかく感じます。自分の肉体の細胞や、血液や、そしてタマシイのDNAがその風によってぶわああと動かされていくような、震えるような、心地よい高揚感が身体中をかけめぐる独特の感覚に、音を聞きこむ毎に夢中になります。 音というのは、まさに人の心を動かす魔法だよなあ(術でもよし)。 生でお聞きすることができ、私も風のように色んな枠を越えてもっと自由に軽やかに進んでいきたいと、魔法って本来こう使うためにあるんだよなぁと再確認したのでした。 白と黒、陰陽、天地、それらが融合して更にはそれを軽やかに越えてゆくためのもの。自分がどこの点に居たとしても、いろーんなボーダーを越えて、人の心に風を起こせる人って本当に素敵だと思います。  単純に音を楽しむだけでなく、そんなことも感じたコンサートでした。

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    2015.3.15 森山直太朗 「西へ」 in會津風雅堂

     日曜日、工芸展を母と見に行って裂織りのきれいなマットをget。 日曜日、急遽、父からチケットを譲ってもらって森山直太朗のコンサートへ行ってきました。直太朗氏は新潟に住んでいたころ、学校の近くのHMVに来ていたのをチラリと見かけて、失礼ながらその時は素通りしてしまったのだけど、その後テレビで「生きてくことが辛いなら」を歌っていらっしゃるのを聞いて、たいへん感激して。いつか生で歌を聞いてみたいナと思う人の1人ではありました。このタイミングでプレゼントしてもらったようなコンサート。2階席の一番後ろでしたが、ちょうど中央で、ステージから歌のエネルギーがまっすぐ伝わってくるようでした。 うん、曲に感動して涙がこぼれたことは言うまでもないんだけど、正直、直太朗氏がここまで面白いMCとライブをすると思っていなくて、笑いすぎて涙が出ました。べしゃりとお客さんとの掛け合い、ライブの構成が、絶妙すぎる。。私はステージに未来の綾小路きみまろを見ましたね。敬意をこめて、今日この日から彼の事を「きみたろう」と呼ぶことにしました。…いや、おふざけはさておき、本当に彼の曲をこのタイミングで聞けて、よかったとそう思います。 彼の歌からは、昨日と明日と今日は繋がっていて、夢も現実も一緒なんだと。そして今ここにいる自分と、遠くの国にいるどこかの誰かも繋がっている。地球も宇宙も人間も動物も空気も水も、同じ一つのものを分け合っている。そんなことを感じました。 生きとし生ける全ての物へ 注ぐ光と影花は枯れ 大地は罅割れるそこに雨は降るのだろう僕は君が思うような人間じゃないそうさそんな人間じゃないもはや人間じゃない 深い詩だなぁ~…。

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    [ The Nine Worlds ] Achillea

    1. Achillea – Prelude2. Ragnarok – Twilight of the Gods3. Odin’s Hill4. The Monks of Lindisfarne5. Cape Porcupine6. The Seeress Prophecy (Daydreaming)7. Land of the Elves8. Shears from Scar9. The Nine Worlds10. Staraja Ladoga11. Othila – The Rune Masters12. Achillea – Exodus なんかよさ気な音楽ないかな~と、Last.fmで以前loveボタンを押していた曲の一覧を改めて試聴しなおしておりました。 ん、これいいかも。 と、耳に残るはAchilleaというアーティストの曲。電子音と女性ボーカルや男性コーラスetcが響きあい、妖しくも神聖な雰囲気。深く薄暗い魔法使いの森。暗すぎも明るすぎもしない、まさに私好みの幻想的な世界観。 曲名やアルバム名に「オーディンの丘」「ラグナロク」「9つの世界」などあることから北欧神話をモチーフにしていると連想させます。 アーティストの詳細がよくわからないのですが、EnigmaのギタリストJens Gadのソロプロジェクトだとか。。。? 2005年の作品のようです。何にせよ、このアルバムはへヴィロテ決定です。 今宵は自分も神々の森に分け入った気分で、音の波に漂ってみませう。皆様、素敵な夜を☆

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    [ ブザンソン音楽祭における告別コンサート ] Dinu Lipatti

    1917年生まれのルーマニアのピアニスト、1950年に33歳の若さでリンパ肉芽腫瘍によりこの世を去られました。このアルバムは1950年9月16日ブザンソンで行われた最後のコンサートの録音で、リパッティが亡くなる3ヶ月程前のものです。主治医の説得を振り切りこの演奏会に挑んだリパッティ自身も聴衆達も、彼の死期が近づいていることを知っていました。リパッティの音楽に対する敬虔さが伺える渾身の一枚。ボロボロの体で弾いているとは思えない素晴らしい演奏です。 ピアノも殆ど触った事のない素人の私がreviewするのもおこがましいのだけれど、Lipattiせんせいのピアノはライナノーツや余所様のレビュでもお見かけするように、本当に祈りそのものだと思うのです。上品で、ひたむきで、厳しさもありながら時折優しさも垣間見えます。華やかさや情熱もあるのだけれど、矢張り、一言で表すとするならば『敬虔』としか言いようがない気もします。この盤ではシューベルトの即興曲第二番が私ノお気に入り、不覚にも泣いてしまいました。どの曲も珠玉。ただ、アナログ盤時代に収められていたというアンコールのバッハのコラール、これが聞けないのが非常に残念です。 好きなピヤニストを挙げよ。と言われたら、絶対リパッティを挙げるでしょう。(単に奏者をあまり知らないというのもあるけれど)

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    [ The Pavilion of Dreams ] Harold Budd

    1.Bismillahi ‘Rrahmani ‘Rrahim2.Two Songs: Let Us Go into the House of the Lord/Butterfly Sunday3.Madrigals of the Rose Angel: Rosetti Noise/The Crystal Garden and a Co4.Juno で、このThe Pavilion of Dreamsだけど、ハープ、ピアノ、サックス、女性ヴォーカルなど、多様で無駄のない美しい音がミックスされています。ともすれば薄っぺらくなりがちなこの手の種類の音楽だけれど、軽すぎもせず重すぎもせず、絶妙にバランスの取れた素晴らしいアルバム。 今となっては、古典と呼ばれるものかもしれないけれど、こうも心を揺さぶられると、矢張り「美しいもの」の力って凄いなあ、って思ってしまいます。 結晶化した音の粒はただただきらきらと降り注ぐ。 幻想的で神々しい音の世界「夢のパビリオン(邦題)」、ゆらぎの中、ゆっくりまどろみたい方へ御勧め致します。ジャケットも美しいので飾っておきたいな。

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    [ The Presented Lover ] LUOMO

    Last.fmで遭遇したLUOMO(ルオモ)。フィンランド出身のVladislav Delayの別名義プロジェクト。艶やかで静かなヴォーカルハウスはとっても心地よい。「The Present Lover」はLUOMOの1stアルバム。北欧の冷たさと暖かさが、耳を刺激します。収録曲のTessioは、目を瞑りながらずっと踊っていたい染みる名曲。 I guess you turn me on,When you’re gone,For me it didn’t go wrong,we just made another song. Off getting it alone,Never asking if for long,It’s just that the world ain’t enough,And it never was for the two of us. Baby, it’s ok. I guess you made me warm,When you do the hum,Making everybody come,Getting creative with your charm. I tried to be all yours,Over line ain’t answering your calls,Don’t say it’s false,I’m only following my thoughts. Baby it’s ok,We’ll make it better,Baby, I, I’ll survive,Without these women in my life ( Tessio / LUOMO )