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    夏、ですね。暑中お見舞い申し上げます。

    皆様コンニチハ。タイトルのままですけども、夏ですね。わたしの住んでいる会津若松市は盆地なので、どうにもこの時期蒸し暑くてバテ気味です。そんな時はなるべく自然の中に入っていくようにしています。 わたしは白虎隊で有名な飯盛山のほど近くに生まれ、今も住んでおりますが、ご縁があって最近よく南会津のほうにお邪魔することが多くなりました。南会津地方は、ちょうど栃木や新潟との県境に位置し、自然豊かな場所です。南会津の自然はもちろん厳しさもあるのですが、古さと瑞々しさを併せ持ち、ダイナミックでありながらすべてをゆったり包み込むようなおおらかさがあって、訪れるたびに魅了されます。切り立った岩山だらけなのも、巨岩マニアとしてはうれしいところ。笑 特に舘岩や伊南、南郷、只見、奥に行けば、独特の空気感があって、山々の緑、光や水にそのまま溶けてしまいそうです。  この間は南会津で、星々と蛍、遠くで光る大きな雷雲の三つの光を眺めながら夜のお散歩をしたのですが、その景色が本当に美しくて、ふとした時にその景色を思い出して、その記憶の夜の中に溶けております。笑 まだまだ暑い時期はこれから。ケアしながら(自然の中で遊びながら)創作活動していきますよ~。

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    観音岩 御蔵入三十三観音20番札所 川島 岩戸堂(福島県南会津町)

    福島県南会津郡南会津町藤生北緯37度10分11秒 東経139度43分57秒 祭神 : 聖観音菩薩創建 : 未詳 <由緒・歴史> 観音堂は村北六町山の中腹岩窟の中に観音を安す(新編会津風土記)   川向の山御坂難所有。三町余所に険のくさりをとらひ登る、岩窟に御立(南山三十三観所巡礼歌集)   南会津町川島宿にあった旧南照寺の修験者が修練した岩山、頂上一帯は見事な巨岩となっており、観音岩と呼ばれています。中腹の穴の開いた大きな岩に御蔵入三十三観音の二十番札所となっている岩戸堂がひっそりと立つ。川島宿に位置する旧南照寺の別当である川島家は蒲生秀行時代に南会津50箇寺の取締りを任せられていたそうで、南会津の修験道では大きな勢力を持っていたようです。 川島 岩戸堂となっていますが、所在地の住所は藤生(とうにゅう)地区となっており、源義経やイザベラ・バードも立ち寄ったという川島宿の川向いにある集落の小塩(こしゅう)の山となっています。入り口ならびに、お堂までの参道も踏襲が分かりにくくなっており、獣道のようなところを進んでいくほかないのですが(※現在入り口だと思われている場所…道路わきの石碑が立っている場所…は本来の入り口ではなく、岩戸堂に登るための近道で、本来はも別に入口があるそうです)そこまで難しい山ではないので、山に慣れた人であれば登るのは難しくなさそう。ただ斜面が急で上は一帯が岩場になっているので、滑落などには注意が必要だし、あまり人の入らない山なので、熊などの野生動物にも注意したいところです。そして集落の山でもあるので、一人での登山は避けられたほうが良いと思います。 ※御蔵入(おくらいり)=江戸時代の幕府直轄領の呼称で、南会津郡全域から栃木県藤原町の五十里湖までで、約五万五千石の地域が、「南山御蔵入領」として定められました。 ※御蔵入三十三観音=三十三の姿に身を変えて衆生(しゅじょう)を救うといわれる観音信仰から、平安時代に始まったとされる三十三観音巡りですが、会津には保科正之の時代、寛政二十年(1643)に札所が制定されました。それに遅れること約50年、御蔵入三十三観音は、領民からの発願で元禄11年(1698)に制定されました。人々は田畑の仕事が一段落した7月頃に、三十三観音札所を巡礼して回ったそうです。   入り口にある石塔から右手に山へ入っていく、途中枯れた沢のようなところを越えたあたりから、急な斜面を左手に登っていくと、なんとなく踏襲が見えてきます。それを辿ってしばらく登ると、だんだん岩場になってきて、前方に一際大きな巨岩が見えてきます。 近づくと中腹に穴の開いた大きな岩場が、細井敬介氏の著書「御蔵入三十三観世音」によると、これは水成岩だそう。岩場に人工的に彫られた階段のようなものがあり、それを備え付けられているワイヤーのようなものを辿って登ると、岩窟に木製の立像の納められたお堂があり、右の岩窟にも小さなお堂が、こちらは石の座像が安置されています。 集落の人の話によれば、岩戸堂のお堂の下は空洞になっており、ご本尊はこの穴の中に安置されているとのこと。お堂が立つ板の下が空洞ということでしょうか?またこちらは空洞になっているため、岩を叩くと音が響くことから、太鼓岩と呼ばれているそうで、確かに反響音があります。しかしながら、ここから左手のほうへ巨岩をまわりこむように奥へ進むと、更に大きな岩窟の広いスペースがあり、こちらにも岩に埋め込まれるような形でお堂があり、岩の中の空洞という意味ではこちらも同じなので、こちらが太鼓岩なのかな?(※追記 下記の場所がどうやら太鼓岩のようです↓) またこちらの岩窟の向こう側も更に岩場が続いており、回り込めば更なる巨岩や奇岩を見ることが出来ます。 頂上一帯がそういった雰囲気です。   近所に彼氏が住んでいたので、この場を知ることができ、磐座&巨石好きの探検心でこちらに登らせて頂きましたが、まさかこんなに立派な岩山だとは知らず、初めて登った時にはとても感激しました。こういった立派な磐座と信仰の場が手つかずの状態で歴史から忘れ去られ、眠っているということには、寂しさを覚えるものの、このまま秘密の場所として在って欲しいような不思議な気持でもあります。 また集落の人の話では、山の奥に古墳や石器~縄文時代の遺物が出る所や、他にも色々発見があったそうで調査をしているところだそうです(この地域での古墳は極めて珍しいです)、この地方では取れない黒曜石の矢じりや、加工する前の黒曜石の塊なども出ていることや、この場所を管理していた渡部家が二十数代続いていることなどからも、岩戸堂としての歴史は江戸期に入ってからかもしれませんが、古来よりこのあたりは神聖な場所として在ったかもしれないなあと思うと、とてもロマンを感じる場所です。   お堂近くの岩の上から見える景色。遠景に川島宿が見えます。 こちらは奥の岩の上から見える景色。  右手前に地域のワラビ園である鋏山と、奥に鬼伝説の残る七ヶ岳が見えます。   ※2017.6.18 集落の人から聞いた話を更に加筆修正しました。

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    兄貴とめぐる磐座&猪苗代湖のたび

    先日、千春兄貴が福島にいらっしゃったので、磐座&猪苗代湖巡りツアーを決行しました☆ 過去にも何度か兄貴には会津~福島に遊びに来て頂いておりまして、またこの地にお迎えできること嬉しく思います。 兄貴だけでなく、西の皆様やご縁の方に福島に足を運んでもらえるのは嬉しいことです。今後も全力で福島観光大使(お連れするところはめちゃくちゃマニアックな場所限定)させていただきますっ。 そしてこの日、最初に訪れたのはペグマタイトの白い磐座。こちらは阿武隈山脈系のペグマタイトの岩盤が露出しており、それがそのままご神体の磐座になっているとっても珍しい場所。神社がある場所は、丹伊田といい近くには鬼生田(おにうだ)という地名もあることから、丹生(にう)、丹=水銀を思い起こさせます。水銀が取れたというような話は調べても出てこないし、鬼生田の名前も昔ここに田村麻呂に退治された鬼が住んでいたということが名前の由来みたいですが、古代、ここには水銀や製鉄に関わる一族が住んでいたのかもしれないとこっそり妄想しています。。笑それにしても見事な磐座~、ほんといつ来ても光がいっぱい降り注いでいる気持ちの良い場所です。兄貴が「春のような場所」と仰ってたけど、まさに。しばらくボーっと佇んでおりました。 そこから移動して某所へ。笑 こちらは県内でもわりと有名な巨石群のあるお山なのですが、春にハトコと来た時に、人間の利己的な想念によって美しい自然と巨石がここまで無力化する様を見せつけられ「ナ二ココキモチ悪いw」となった場所。はい、ペグマタイトで天国を見て頂いた後は地獄へお連れいたしました(笑)先月、アフガニスタン展を見た時も思いましたが、人間の利己的な想いが自然や文化を簡単に破壊してしまうということ。それが世の常だとしても悲しいものです。奥の遥拝所とその下にある雨乞いの場所だけ、古代の穏やかだった時間とエナジーが残されています。ここだけでもこれからの世代も繋がってゆきますように、との思いで瞑目しました。 地獄山(笑)から最大の目的地である猪苗代湖へ。 兄貴、何かを召喚するの図wwではなく、猪苗代湖からお仕事をするの図。兄貴曰く「猪苗代湖は光のエネルギーが強い湖。」だそう。この日も風と空が凄かったな~。後ろから眺めつつ、猪苗代湖とご縁のあるヒトをこちらにご案内するお役目もあるのかもしれないと改めて思った1日でした。 最後に訪れたのは、水と森のエナジーの気持ちの良い場所^^ 1枚目はここのヌシ様^^いつもここ来るとこの木に鳥が止まるのはそのせいだったのかとすごく納得~。 震災の年に、「ヒトがいなくなっても自然は美しく、そして続いてくものなんだ。」と強く感じる瞬間がありました。地球に間借りさせて頂いている私たち人間の残酷さ、哀しさと、そしてそれを飲み込むかのような畏怖すべき自然の美しさ。人間色が薄い(笑)兄貴と話しているとそんなことを思い出したり、考えたりしてしまいます。 こういった美しい場所が未来にも存在し続けていけますように。 兄貴、ご一緒で来て楽しかったです^^ありがとうございました!

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    トリニティよ、時を動かせ

    先日、7月11日から13日までの3日間、京都の汝吾賀(ナーガ)のお二人、セレーナMariaさんと中将ゆみこさんが会津にいらしてくださいました^^お二人を連れてこちらのメンバーと会津や新潟の土地を廻ってきました。私があちらにお邪魔している時はいつもお世話になっているお二人を、大好きな場所にお連れすることができ嬉しく思っております。 1日目は、猪苗代湖と裏磐梯の湖水巡り^^ ※写真は表から見た磐梯山と裏から見た磐梯山。 会津も歴史の深い場所ですが、磐梯山の噴火で出来た裏磐梯の湖水と森たちは、人の歴史の重たさが一度リセットされたかのような軽やかさと清清しさで。 自然の三位一相、死と再生のプロセス。新しいはずの湖水や森はさながら太古にタイムスリップしたよう。  五色沼(毘沙門沼)の水がキラキラ輝いていました↑ ◇ 2日目は、足を延ばして新潟は弥彦神社へ。ここには書ききれないようなミラクルとミステリー続きな1日でした。笑去年、会津の三人で弥彦に通い詰めていた時期がありましたが、その時やり残したことの続きが思いがけず、お二人の力を借り、為されることとなり、驚きの連続でした。 今まで訪れた弥彦の中で一番穏やかな弥彦でした。龍たちもたくさん来ていて~~^^ 会津の三人も三者三様に時空や次元を超えて関わっていたのだなあとしみじみ感じていました。   ※反対側の多宝山からも不思議な雲が伸びていました。太陽の周りに日輪も^^  ※たまゆら^^ そして今回、初めてとある場所を訪れました。弥彦の日本海側にある妻戸神社近くの、とあるお寺。 ここには最古の即身仏があるそうです。時間が遅くて即身仏は見れませんでしたが、即身仏という時を止めた象徴があるような場所で、けれども反対に、『時やエネルギーのフローを止めてはいけない。自然の摂理=トリニティよ巡り続けろ。』と、なんとなくではありますが。そう強く感じていました。 最後には野積の浜に出て、みんなで大人の夏休み。ここは弥彦の神が上陸した浜だと言われています。美しすぎる空と海^^ 今年初の海ですよ~~。海水に浸かったの何年ぶりかな?^^ 良いミソギになりました~。 ◇ そして最終日は、地元の名もなきお社へ。町史に少しだけ記載があるだけの小さなお社ですが、この大きな磐座大好きで良く通っています。実はお二人には秘密にしていたのですが、お二人を必ず連れてくるからね~と前々から約束していたのでした。 そこから移動して郡山市は湖南方面へ。山の中にある隠津島神社へ。ここも磐座がご神体のお社。 沢山の蝶に迎えられ、美しい森と水のエナジーに癒されるひと時をお二人と過ごすことができ、嬉しく思います。 最後に立ち寄った猪苗代湖は初日と打って変わって、空の雲の色を写し、白銀の世界。天鏡湖という別名もあったなぁと改めて思っていたのでした。写真だと美しさが全然伝わらなくて無念です!笑 お二人にぴったりのまるで女神のような湖と磐梯山でした。 ちょっと早めの夏休みをお二人と、会津のメンバーと、自然いっぱいの古代のエナジーを感じながら過ごすことができ本当に楽しかったし、嬉しかったです~!本当にありがとうございました!!! Anna

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    白井明大さんのお話会。

    先日、妹と旧・会津本郷町にある樹ノ音工房さんのカフェyuinobaへ行って参りました。 知り合いの娘さんが絵の個展をyuinobaさんでされていると聞き、出かけたのですが、お邪魔してみると、個展だけでなく、何か別なイベントもこれから開催されるところでした。白井明大さんという詩人の方の、『季節を知らせる花』のお話会というものでした。 失礼ながら白井さんのことよく知らなかったのですが、お茶とスイーツ付きという言葉に誘われ(笑)また、これも何かのタイミングだろうと、そのままイベントに参加してきました。   しかしながら、お話会が始まり、白井さんが手に取った自著を見てハッとしました。つい先日、本屋で見かけて気になっていた 『日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―』じゃないですか。あの本を書かれた方なんだ~と思って、まー、まずびっくり。 日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―白井 明大 有賀 一広 お花のお話ということだったのですが、白井さんがぽつりぽつりとお話する内容が、現状気になっていることなどと、あまりにもシンクロすることが多く。たまたま立ち寄ったつもりだったけど、姉妹そろって前のめりになりました。 詩歌の話や暦の話、月の話や土地の持っている雰囲気の話、民俗学にもかかるような話も展開されていてと~~~~っても楽しかった。咲いている美しい花のただ見たままを、日常のワンシーンを切り取ったような、さりげない歌が好きという白井さん。とあるお話会にて、『詩は自分の中にあるものをカタチにして外に出すのが詩なのではないか?』とのお客さんからの問いへの、白井さんなりの答えが何気ないことなのに、とても大きな意味がつまっていて感動しました。 以下に思い出せる範囲で書き留めます。 白井さん曰く、時間は過去・現在・未来と単純に縦軸じゃないということ、周りのものと自分が一体となる瞬間があって、それは時間にすると0.1秒とかそんなものだけど、その瞬間に色んなことを考えていて、過去・現在・未来がその短い瞬間に行き来している。それは大げさなものじゃなくて、日常にたくさん起きているこだということ。 周りのものと時の流れに自分が溶けて永劫になった一瞬、自分が自然の受け皿になる。 花が美しいと思ったその瞬間をそのまま切り取るということは、何気ないことに思えて実はとても深みのあることなんじゃないかということ…。 のっけから涙腺ゆるめになってたのに崩壊したよね。 私たちの生活は、最小単位の何かの集まりで、できてるということ。もっとも細やかな声に耳をかたむけること。それが時としてとても大切なんじゃないかと、改めて強く思ったのでした。 白井さんの感性やお人柄、とても素朴で繊細で、まるでご自身が道端に咲く野の花のような方でした。世の中にはこんな感性で生きておられる方がやっぱりいらっしゃるんだなあと思ったら、ぜんぜん泣く話じゃないのに、どうしても涙がとまらなくて(笑)たぶん変な子におもわれたことだろう。 アートや言葉にたずさわる人って、ほんとにナチュラルにシャーマンな方が多いね。でもそれって古代、縄文とか、歴史にも残らないような頃にはふつうにみんながしていたことなんだよねって、そう思います。 明石海人のうたのように生きがちな私ですが・・・(笑)今はそんな生き方を考え直す0地点、はざまタイムだなあと。このタイミングにお話聞けて、本当に幸せでした。 それはもういいんじゃない?原始のころの君はどうだったのさ?花のように生きなよと言われた気がした、満月前夜のお話会。 帰りに本郷町のいにしへを感じる某所と、そして大川の岸で柔らかい自然のエナジーにふんわりつつまれてきました。   きょうも、この大地とすべてのご縁に感謝。 Anna

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    銀河のよき魔法つかい(希望は、)

    先日、友達のミニワンドの製作をお願いした方にまた別にお願いしていた自分のワンドが届いていて。 ワンドは無敵に素敵な感じで仕上がってきました。 『天地を繋ぐ輝きのワンド』 ハイアーコミュニケーション、男性性・女性性のバランスと調和などを意味するという、30cmのトネリコの美しい枝に、ホワイトトパーズとシトリン、ペリドットを入れて頂いたワンド。 パンドラも匣の中に『希望』を見つけた時は、こんな気持ちだったのかな。なんて、それは言い過ぎかな。  それにしても、本当にうっとりするぐらいの素敵なワンドです。 Shikiさん本当にありがとうございます! 猪苗代湖のいつもの浜辺にて湖と山と太陽のエネルギーをチャージしてきました。 誰もいない浜辺で、関わった人々のハートが優しく開いてゆくようにと美しい水面に願いました。