
天も地も畏る空中の火が
闇を切り裂いて
滂沱たる雨
我が身をも濡らす惜しみない神のめぐみは
富それそのものではなく
打破という金剛、轟く閃光
その大いなる業(わざ)に報いる術は
神のめぐみを己が身の内にて巡らせ
輝かせることなり
解き放ち給え、解き放ち給え
祝福の一撃を、
火と水と、地と風からなる
神話を
無窮の奔流を
Special Amulet [ 四元素(テーセラ・スティヒア) – Indrā– ]
ヘリオドール(火)、カイヤナイト(地)、フローライト(風)、ラピスラズリ(水)
=============================
τέσσερα στοιχεία(テーセラ・スティヒア)=四元素・四大元素(しげんそ・よんだいげんそ)
この世界の物質は、火・空気・水・土の4つの元素から構成されるとする概念である。(Wikipediaより)
この世界のを構成する4つの要素。
自分の外側と内側に或る四(大)元素を感じ、そして巡らせていくことで錬金術をなしていくこと。
またそれぞれの元素を巡らせることで自分に備わる能力・気力などを最良の状態にし、より良いことを行わんとす。というコンセプトの元に製作し始めました。
「火」=活力、情熱、喜び、怒り、直観
「風」=言葉、情報、ルール、思考
「水」=感情、共感、潜在意識、直感
「地」=現実化、お金、肉体
=============================
千春さんから四大元素ブレスレットをやろうというお話を頂いて、先日のヘーメラーを製作したのですが、サンプルの写真をお見せして打ち合わせした時に、「実は当初の構想だと、昼バージョン・夜バージョン2本作ろうかなと思ってたんですよね。2種類デザインは体力的に厳しいからやめました。」と、ポロッと呟いたのが運の尽き?でございました。
話の流れで、あれよあれよと言う間に、やはり夜バージョンも製作することになりました。
それがこのSpecial Amulet [ 四元素(テーセラ・スティヒア) – Indrā– ]です。
記事を書きながら、気付いたのですが、昼・夜バージョンどちらも、四大元素と謳いながらも、実はこのブレスレットたちを通して一番のテーマとなっているものはずばり「火と水」の元素だったんだということです。
そもそもこの四元素ブレスレットを製作する時に、ややこしいのですが水元素を通して見た四元素というものにしようと思っていました。
というのも、自分自身が水元素の要素が強い人間なので、四元素そのままというより、水元素のフィルターから見た他元素という設定で作ったほうがイメージが掴みやかったのと、また日本という土地や国民性も水のエネルギーと相性が良さそうなので、手に取った皆様も使いやすくなるかなという思いがございました。
しかしヘーメラーは、作っていくうちに、水というより光(日=火)の粒子のイメージも強くなってきて、日の光が水面を照らしてキラキラ輝いているという感じに仕上がりました。夜バージョンもシンプルな四元素だけでなく、意図はしなかったのですが、水と光(火)のテーマがあります。
というのも、夜バージョンのエネルギーのイメージは、インドの雷霆神・軍神であるインドラ神(帝釈天)になっているからです。
インドラ神で有名な神話は、水を闇に幽閉していた巨大な蛇ヴリトラを打倒し、ヴリトラのため込んだ水を解放したというものですが、このヴリトラは「雲」だと言われていて、インドラ神は「雷光=空中の火」で、雷が雲を割くことで雨が降るという自然現象を表しているという説があります。
今年は丙午(ひのえうま)の年で、どうしても火のエネルギーが過多になりすぎる年です。それを調整するための水であり、そしてそれを補佐する風と地なのかも。火のエネルギーが過多とは言え、インドラ神のように使い方で恵みの雨をもたらすことができるということや、またヘーメラーのように燃やすのではなく、照らしたり輝かせるように、暖めるように、優しく火を使うこともできるということを、このブレスレットを通し、皆様にお伝えしたいかなと思いますし、そういった風にご活用いただけたら嬉しいです。
夜バージョンは特に、インドラ神の権能ゆえか、色んなことにお使いいただけると思います。特に英雄神、軍神による状況の打破。停滞している状況を変えたい時にもどうぞ。
とは言え、やはり基本はヘーメラーと同じように四元素のエネルギーを廻すというのがテーマ、夜は溜め込んでいるものをこじ開ける感じ、昼はそれを廻して昇華していく、そんな感覚の2本になっております。

◇Special Amulet [ 四元素(τέσσερα στοιχεία) – Indrā – ] ¥22,000(税込)
使用した素材:ヘリオドール(火)、カイヤナイト(地)、フローライト(風)、ラピスラズリ(水)、エチオピアンオパール、シトリン、オニキス、サファイア、パイライト、ドゥルジーアゲート
◆ 火元素 Ignis ◆ ヘリオドール 対応する惑星:天王星
ヘリオドールは、ベリル(緑柱石)グループの一種で、アクアマリンやエメラルドなどの仲間です。ベリルの中でも3価鉄イオンの影響で黄緑色~黄色~金色になったものをヘリオドール、またはイエローベリル、ゴールデンベリルと呼びます。
ヘリオドールの名前の由来は、ギリシア語で「ヘリオス(Helios=太陽)」と「ドロン(Doros=贈り物)」で「太陽への捧げ物」を意味しています。
火元素の中でも、このヘリオドールは空中の火のイメージ、雷のイメージを連想させます。
ここではこの火を天王星と結びつけています。天王星は、革新や改革、独創性などを表す星。雷のような閃き、今までとは違ったやり方で火を燃やし、状況を打破すること。電気的な火の使い方をすることを表しています。雷霆神であるインドラ神のイメージです。
またヘリオスの名前はギリシャ神話の太陽神の名前でもあります。ヘリオスというと、その息子のパエトーンの神話が思い起こされます。太陽神の息子だということを証明しようと父ヘリオスに請い、御すのが難しい太陽の戦車を操縦したのですが、馬車は暴走し、地上のあちこちを火の海にしました。最後にはゼウスの雷霆により、パエトーンは撃ち落とされたというもの。
丙午の年(2026年)は火のエネルギーが強く出やすい年、パワフルな年である反面、ブレーキが効きにくく、怒りや争い諍いなどが増えるなどの弊害も出てきそうです。ですので、天王星的な側面のアプローチ、空中の火として火のエネルギーを使ってみると出力しやすいのではないかと思います。停滞を打破するインドラの火、もしくは暴走を止めるゼウスの火として。
◆ 地元素 Terra ◆ カイヤナイト 対応する惑星:海王星
カイヤナイトは、名前はギリシャ語で濃い青を意味するカイアノス(Kyanos)が由来です。また和名では藍晶石(らんしょうせき)と言い、こちらも青い色をした鉱物だというのが分かる名前です。この青色は鉄やチタンを含むことによる色です。カイヤナイトはアルミニウムを豊富に含む変成岩、もしくは堆積岩中に産出され、磁器やセラミックの原料として採掘されています。耐熱セラミックの製造によく用いられます。また藍晶石は、非導電性であり、電気絶縁性に優れているので絶縁体としても利用されます。
海王星は、酩酊の星、イメージや夢の世界を表します。地元素は、現実、物質などを表します。地元素の海王星は、イメージや夢、目に見えない世界を目に見える現実に落とし込むことを意味しています。
耐熱性と絶縁性に優れていることから、火元素のヘリオドールの力を調整しながら程よく発揮するためのサポートの石ともいえるでしょう。
◆ 風元素 Aer ◆ フローライト 対応する惑星:月
フローライトは和名では蛍石と呼ばれます。ハロゲン化鉱物の一つで、熱水鉱脈や温泉地帯に生成します。透明~半透明で、ガラス光沢を持ち、火の中に投じると光を放ちます。
また不純物として希土類元素を含む一部の蛍石は紫外線によって蛍光を示します。
フローライトは、製鉄の際の溶鉱炉の融剤に広く利用されてきました。
鉄鉱石だけを熱した時より低い温度で鉄が溶け出し、溶けた鉄の流動性が増して不純物との分離を容易にします。
そのため英名はラテン語の「流れる」の意味の「fluere」に由来しています。
風の元素は、言葉や思考、客観性などを司ります。自分の頭の中にあるものを言葉にすることにより、思考が整理できます。また主観だけではなく第三者の視点から客観的に物事を見ることで、自分だけでは考えの及ばなかった新しい方法や、打開策が現れたりします。
また風元素のフローライトには月を対応させています。月は人間の本能的な部分、素の姿、内面や感情などを表しています。風元素の月は、自分の内面や感情、本能的な部分を言葉や理論に変えることができることを表します。今回、Indraブレスレットの風元素以外の石は、天王星・海王星・冥王星のトランスサタニアンと呼ばれる天体と結び付けています。トランスサタニアンは、個人の力の及ばぬ、世代的な価値観であったり、集合無意識などを象徴しています。対して、このフローライトに対応させている月は、個人の本能や内面、生まれたての肉体などを表しており、いわゆる極めて個人的な、むき出しの柔らかく弱い部分です。時代の価値観や集合無意識というある意味では神の領域みたいなものが個人の中に流れ込んでくる時、個人は消失し、ある種の神がかり的な状態になるような気がします。しかしここでのフローライトは風元素として提示しています。混沌とした中から不純物を取り除き、理性的に個人に有用なものを選び、個人の身に宿すということを体現させています。
◆ 水元素 Aqua ◆ ラピスラズリ 対応する惑星:冥王星
ラピスラズリはエジプト、シュメール、バビロニアなど古代から装身具などとして使われてきました。その利用は有史以前に遡り、人類最古の宝石ともいえるでしょう。
また、顔料ウルトラマリンの原料として珍重されてきた歴史があります。
ラピスラズリはラズライト、ダイオプサイド、エンスタタイト、アウイン、ソーダナイト、パイライトなどを含む鉱物です。青色にパイライトの金色が散る様は、まるで夜空の星々のようです。特に有名な産地はアフガニスタンンの西ヒンドゥークシュ山脈で、約6000年の間、高品質なものが産出されています。名前の由来はペルシャ語で青色の意味のlazwardと、石の意味のlapisからきています。古代エジプトではラピスラズリは特に尊ばれ、黄金に匹敵するほどの価値を与えられることもあったそうです。
実は中世までサファイアと言えば、このラピスラズリのことを指していました。ラピスラズリのモース硬度は5~6で、サファイアと違って比較的柔らかい鉱物です。すり潰してミルクと混ぜて塗り薬として使うことで、痛みや熱、汚れを取ると信じられていました。
ラピスラズリの水は、冥界の水をイメージしています。夜の水です。なので、ここは死と再生を象徴する冥王星と関連付けています。
エジプトでは、ラピスラズリは天空と冥界の神であるオシリスと関連付けられていました。
水元素の冥王星は、静かな暗闇の底から直感力を引き出すような、異界と感応し、人間の領域にないものを引き出すということです。
全くの余談ですが、昨年からインドラ神は、私の推し神様になっており、既に自分用と販売用で、四元素とは別にかの男神をイメージしたブレスレットを製作していて、昨年は2度ほど柴又帝釈天までブレスレットを身に着け、足を運び、「インドラ(帝釈天)様、推してます!こんなん作りました、見てください!」をやってきたのですが、それが良かったのか悪かったのか(笑)、今回の四元素ブレスレットをインドラ神と紐づける気は私には全くなかったのですが、千春さん曰くこのブレスレットの背景にいるのは、インドラ神とのこと(まじかよ)。そして夜バージョンを作るための前哨としての昼バージョンだとのことでございました。(震える/でもこの記事書いている今なら意味が分かる) ※前哨と書きましたが、昼より夜の方が優れているということではないです。
まあ推し=インドラ神に、神を讃えるものをもっと作れと言われたので(冗談ですが笑)、そりゃ全力でお作りしますとも。そんなわけで、四元素ブレスレットの夜バージョンはインドラ神に捧げることになりました。水ともとても縁の深い神様なので、自分の持つ要素ともとても、元々馴染みやすい感応しやすい存在なのかもしれません。
製作には時間かかりそうだなと思っていたのですが、千春さんとの打ち合わせの中で使う石は全て決まりました、むしろビーズのサイズ変えたぐらいで他は全く変更なしでした。使う石は組みながら探っていく感じが多いので、割と異例の事態です。我々はかの男神様からの指示だと思っております。前に出てくるタイプだろうし。(こらこら)
インドラ神は古い神様で古い時代には広く信仰されており、人間の歴史との関わりも深いためか、色んな役割、権能を持っており、Maghavan(マガヴァン/マハヴァン)=気前の良い・寛大な神であり、信じる者には恵みを広く深く与えてくれるし、可愛がってくれる(神々のやり方で…)というイメージではおりました。もちろん神なので冷酷な部分もあるとは思うのだけれど、こんな急に推しですとかいう人間にも滋養(ひらめき、啓示)を与えてくださるとは、これからも推して(信仰)していこうと思った次第です。でもこれが神を推す、信仰することだと身にしみまして、背筋が伸びる思いでもありました。
私の場合、アクセサリーを製作する時、意図せず<何か>が降りてきて、それがブレスレットの形や石、ディティールを作り上げているという感覚なのです。アクセサリーに何かを宿らせるイメージで製作しています。…とは言っても「この存在を宿らせよう!」と殆どは意図はしてなくて、作っている時に、自分はただの導管になっており、降りてきたものをそのまま繋ぐという感じです。降ろしたものは、存在そのものというより、それの末端のエッセンスという感じで、その末端を辿っていった大元…すなわち神や精霊や悪魔と呼ばれるもの、は後から分かったり分からなかったり。むしろ分からなくても何も問題ないのでそこは知ろうと思っていないのですが、誰かや何かを通して教えてくれたりすることはありますね。(今回のインドラ神のごとく…)
神とか悪魔とか精霊を宿す、なんて厨二病と思われても仕方がないかなとは思うのですが、魔法や術、呪い、神も精霊も悪魔も在ることだと信じて疑わないスタンスです。
(でもある部分では見えない世界にむちゃくちゃアレルギーがあることはなんとなく言わせてください)
自分の考える魔法や術というのは、イメージの世界なので<設定する>ということがまずとても重要だと思っています。魔法が実際に存在して、現実に作用するという大前提あってこそ。
大真面目に大前提を信じて動いていると、神であったり精霊であったり、悪魔であったり、その対象から何らかの感応があると思っています。
それを応用して、アクセサリーを図らずも作っていて、何かのエッセンスを皆様にお届けできたらと思っています。
特にこういった特別なアクセサリーは大きなものが動くと思っていて、それゆえのヘーメラー(四大精霊的とか天使とか)、インドラ神だと思っております。
長くなりましたが、夜バージョン、インドラ神が光を通してもたらす四つの元素という滋養を、ぜひ受け取ってくださいませ。

コメント