昨日でこのブログに移行してから2年だそうです。自分の誕生月に新しいことを初めていたんだなあと感慨深くなってみたり。何はともあれ二周年おめでとうございます。笑そんな昨日は、奥会津地方の温泉と自然に癒されていました。 関東は桜が満開だそうですが、奥会津の山々や畑はまだ真っ白な雪に埋もれていました。でも足元には春の訪れ。満開の桜も美しいけど、こういったささやかな春も嬉しいものです。写真の雪山は只見町にあります、蒲生岳。会津のマッターホルンと呼ばれる独立峰。佇まいが神々しくて美しいです。なかなかな鎖場らしいのでいつか登ってみたいな。只見町や金山村、昭和村などの奥会津や、南会津の自然は大らかさと険しさが生のままに迫ってくるようで本当に美しいです。特に只見の山々は何か大きなものがいらっしゃるのではないかという神々しさです。 ↑金山町の天然炭酸水の湧水も見てきました。 前に訪れた時は夏場の水不足の時期で、井戸?の底が見えるほどでしたが、雪解け水のおかげか溢れかえって地面からもこぽこぽと湧き出しておりました。口に含むと鉄分を感じる微炭酸で飲みやすい~。これでお酒を割って飲んだりしたらおいしいだろうな。でもやはり夏場は水位が減って鉄分濃度が濃くなるらしいので今だけの味ですね。透き通った水底から勢いよく気泡が上がってくるのが目にも耳にも美しくて、離れがたいようなひと時でした。水のエナジーって素晴らしいなあ。 そして同じ地区にある大塩温泉に入ってきましたよ。先程の炭酸水と同じく、こちらも微炭酸泉で、井戸水より更に鉄分が濃厚!源泉温度はぬるめでしたが、溶存物質量(温泉水1㎏の中にどれだけ成分が溶けているか)8000mg越えで濃ゆめのお湯なので長湯は湯あたりしそうです。 こちらの只見川沿いにある共同浴場は、2011年の新潟福島豪雨で、建物の屋根まで浸水し、2015年にリニューアルオープンしたそうです。自然の力の美しさと恩恵、そして恐ろしさ。自然は奪うものであり与えるもの…だからこそ美しいのだと、私たち人間が間借りさせて頂いている地球と日本の自然に畏敬の念を抱かずにはいられません。そしてこうやって再びお湯に浸かれることができたのも地元の方々や、関係者の方々の多大な尽力のおかげですね。ありがとうございます。とても良いお湯でした。 2月からずっとアクセル踏みっぱなしできているので、こうやって自然の中に入ったり、温泉(鉱物の溶けた湯)に入ることで、かなりチャージしてもらってます。メンテナンスしながら来月も楽しみながらがんばります~~。もっと書きたいこともあったけど長くなってしまうので、また次回の記事にて。 もともと温泉大好きでしたが、温泉は鉱物の溶けた湯だから、、鉱物好きの視点から視るとさらに面白いな!と改めて気づき、湯めぐりしているところです。
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ナトリウムー塩化物温泉pH6.9 源泉名 早戸温泉源泉温度 53.5℃湧出量 189ℓ/分溶存物質 5,825mg/kgメタケイ酸 196.3㎎中性低張性高温泉源泉かけ流し 早戸温泉は大沼郡三島町、只見川沿いにある温泉。大好きな温泉のひとつで20代前半からしょっちゅう通っています。開湯は1200年前。鶴が傷を温泉で治したという伝説があるそうです。全国屈指の薬湯で昔から湯治場として栄えてきました。一般的な温泉の効能の他に外傷や皮膚病に特に効くといわれています。実際に会津の皮膚科でここの湯の花を処方されるぐらい、薬効のある温泉です。 つるの湯さんのお湯は源泉かけ流しで、加水加温消毒循環ろ過一切なし!新鮮で熱めのお湯が本当に素晴らしいです。見るからに鉄分多そうなお湯は黄緑~茶褐色をしており、湯船の底は見えません。真っ白なタオルに色が着きそうなレベルです。男女ともに内湯と露天風呂があり、目の前には只見川の絶景。 お湯が熱いうえにとっても温まりやすいお湯なので、露天で外の風にあたりながらゆっくり長湯するのがおすすめ。飲泉も可能で、温泉入り口に飲泉所も設置されています。湯治棟もあり、宿泊も可能です。食事どころもあります。 地域に根ざした温泉、湯治場というのは、どこか近寄りがたい雰囲気になりがちなのですが、つるの湯さんの綺麗で近代的な作りの建物は外からの人を受け入れる空気感があり、とても居心地が良いです。県外の友達が遊びに来た時に連れて行きたくなる素敵な温泉です。 ↓ 写真の入り口からエレベーターで下に降りるとそこがつるの湯さんの受付です。 夜のつるの湯さん、静かでとってもおすすめ。 飲泉所。 ◇早戸温泉 つるの湯◇〒969-7406 福島県大沼郡三島町大字早戸字 湯ノ平888https://www.okuaizu-tsurunoyu.jp 日帰り入浴 大人500円(夜間18時以降300円)・小人300円9:00~21:00 (冬季・11~2月末は20:00まで、閉館30分前までの入館)